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慶應義塾高校の野球部は頭がいい?偏差値や野球推薦の条件まとめ

2023年夏の甲子園で103年ぶりに決勝に進出した慶應義塾高校。

坊主頭が当たり前の高校野球の中で、自由な髪型で溌溂とプレーする姿は、高校野球のあり方に一石を投じる大きな存在となっています。

そんな慶應義塾高校はご存じのとおり、私立大学のトップをいく慶應義塾大学の付属高校。

野球推薦で入学する枠はあるものの、学力としては一般入学の学生と同レベルが求められます。

今回は、そんな慶應義塾高校野球部の偏差値や野球推薦の条件などについてまとめました。

慶應義塾高校野球部は頭がいい?

慶應義塾高校の偏差値は、76

神奈川県で1位の偏差値を誇ります。

神奈川県には、生徒の1/3が東大に進学するといわれる栄光学園がありますが、その栄光学園(偏差値:75)よりも高い偏差値なのです。

慶應義塾高校がどれだけ頭がいいかわかりますね。

そして、慶應義塾高校には〇〇コースといった、科やコースはありません。

したがって、スポーツ推薦であっても一般入学の生徒と同じレベルの学力が求められますので、野球部に限らずほぼ全員がいわゆる”頭がいい”ということになります。

慶應義塾高校の野球推薦

慶應義塾高校には推薦入学があります。

推薦入学の人数としては全体で40名となっています。

その他に、一般枠と帰国生枠があり、全て合計で1学年370名程度の募集人数となっています。

また、推薦枠にはスポーツ推薦と学力推薦の区別はありません。

2022年度の推薦入試の主な出願資格や試験科目は以下のとおりです。

【出願資格】
出願時において中学3年次の9教科の成績合計が5段階評価で38以上である者
中学校時代に、運動・文化芸術活動などにおいて、相応の成果を上げた者

【試験科目】
第1次選考(書類審査)
第2次選考(面接・作文)

筆者の知人にも慶應義塾高校に野球推薦で入学した人がいますが、同学年で野球推薦で入学した人数は10名弱と語っていました。

一般的な私立高校の野球推薦の人数に比べると、狭き門なのかもしれませんね。

慶應義塾高校には体育コース・スポーツコースがない!

一般的な私立高校には、体育コースやそれに相当するコースが設けられていて、スポーツ推薦で入学した生徒はそのクラスに入るのが前提となっています。

たとえば、大阪桐蔭高校。

大阪桐蔭高校は、東大などの難関大学を目指すI類コースがある一方で、スポーツに特化したIII類コースも用意されています。

現在中日ドラゴンズでプレーしている根尾昂選手も、両親が医者で、学力も高かったようですが、野球推薦ということでIII類に所属していました。

一方、慶應義塾高校には、このような体育コースはありません。

スポーツ推薦で入学した学生も、一般の学生と同じレベルで授業を受け、成績を評価されます。

まさに文武両道。

公立の進学校と同じ方針のようです。

慶應義塾高校の主な進学先

慶應義塾高校の主な進学先は、言うまでもなく、慶應義塾大学です。

慶應義塾大学は、言わずと知れた早稲田大学と並ぶ私立大学のトップ。

東大、京大、一橋大、東工大といった超難関国立大学受験者が併願することでも有名で、学科にもよりますが偏差値は70前後となっています。

2022年度の卒業生724名のうち、慶應義塾大学に推薦で進学したのは711名。

残りの13名は他大学への進学でした。

野球部員のほとんどが慶應義塾大学へ進学していることが読み取れます。

私立大学トップの慶應義塾大学への推薦を得るためですから、入学者もそれに応じた学力が求められるということです。

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