
大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルス。
このエンゼルスでは、ホームランを打った選手がカウボーイハットをかぶってチームメイトから祝福を受けます。
しかし、2023年のシーズン、このホームラン儀式に大きな異変が!
従来のカウボーイハットから、なんと日本の「兜」になったのです!!
この兜、実は鹿児島県の企業が製作したもの。
本記事では、この「兜」について、なぜ兜?といった疑問や、製作した企業などについてまとめました。
エンゼルスのホームラン儀式
2022年シーズン

2022年のシーズン、大谷選手がホームランを打つたびに、カウボーイハットをかぶって祝福を受ける儀式が話題になっていましたよね。
カウボーイハットには、チームメイトがホームランを打つたびにシールが貼られ、戦いのシンボルとして位置づけることで結束を図る意味合いがあるようです。*
*参考記事:大谷翔平をお出迎え カウボーイハットに込められた意味 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
なぜカウボーイハット?発案者は?
なぜカウボーイハットだったのでしょうか?
そこには深いエピソードがあるようです。
発案者は、エンゼルスのスタッフアシスタントのティム・バスさん。
バスさんが、エンゼルスの初代オーナー「ジーン・オートリー」さんに経緯を表すためにカウボーイハットを選んだそう。
オートリーさんは、初代オーナーであり、歌手、俳優として名を馳せた方。
「歌うカウボーイ」というニックネームで、カウボーイハットがトレードマークだったそうです。
ただ、バスさんがあまり表に出ることを好まないタイプで、「選手が勝手に始めたこと」ととぼけることも。
そのため、この経緯を知るチームメイトはほとんどいないようです。
上記の文章は、こちらの記事を参考にしています。
より詳しい経緯を知りたい方は、ぜひ一読してみてくださいね。
2023年シーズンの最初は「麦わら帽子」

2023年のシーズンが始まったころは、麦わら帽子でした。
実際、大谷翔平選手が4月2日に1号ホームランを打った時、麦わら帽子をかぶっています。
それが、なんと4月7日のトラウト選手のホームランの際には、あの「兜」になっていたわけです。
これには、日本中が驚きましたよね。


では、なぜ「兜」になったのでしょうか。
兜は鹿児島県の企業が作製!経緯は?いくら?

2023年シーズン、エンゼルスのホームラン儀式で大注目の「兜」。
じつは、鹿児島県の「甲冑工房丸武」が製作したもの。
甲冑工房丸武とはどのような会社なのでしょうか。
製作会社の甲冑工房丸武とは?

甲冑工房丸武さんの概要は以下のとおりです。
・会社名:丸武産業株式会社
・本社:鹿児島県薩摩川内市
・設立:1958年7月1日
・事業内容:甲冑工房丸武テーマパーク運営、甲冑製造、甲冑修理、甲冑レンタルなど
・URL:甲冑工房丸武産業|鹿児島県 (yoroi.co.jp)
本社は鹿児島県ですが、東京都内にも支店があります!
場所は、千代田区外神田。
来店の際には、事前に日時の調整が必要ですので、予め店舗に問い合わせるとスムーズです。
連絡先は、上の会社URLをご参照ください。
「兜」の発案者は大谷翔平選手ではありません
「兜」の発案者は、大谷翔平選手!と思いきや、違いました。
なんと、上で紹介した「ティム・バス」さんだったのです!
これを大谷翔平選手が承諾し、水原通訳と甲冑の代理店がやり取りし、甲冑工房丸武さんに注文があったそうです。
有名武将がモチーフ?
鹿児島県薩摩川内にある工房にて
— たのちん (@tanouetomotaka) April 8, 2023
35名の職人達の手で作り上げられた兜です。このモデルは昭和50年頃に弊社初代社長、田ノ上忍の頃に作られた丸武オリジナルデザインの甲冑です。#サムライ#日本 pic.twitter.com/G6FRnLyuaU
今回製作された「兜」は、有名武将の甲冑ではありません。
上のツイートにもある通り、丸武産業さんが昭和50年ごろに製作したオリジナルデザインだそうです。
お値段はいくら?
こちらの兜は、税込み33万円。
丸武産業さんの他の兜を見ると、シンプルなもので10万円程度からラインナップがあります。
オンラインショップ:甲冑工房丸武 (marutake.shop)
兜は重い?
実際に兜をかぶったトラウト選手が「重くて前が見えなかった」と言っており、なかなかの重さだということがわかります。
ホームランを打った選手には少々手荒い祝福かもしれませんね(笑)
でも、トラウト選手ご本人も「クール!」と言っていますので、お気に召されているようです。
購入方法は?

気になる購入方法です!
今回注目されている兜は、甲冑工房丸武さんのオンラインショップで購入できるようです。
オンラインショップ:【O-024-K】紺糸威仏ニ枚胴(兜のみ) | 甲冑工房丸武 (marutake.shop)
ただし、受注生産ということで、2か月程度時間を要する可能性もあるようです。
在庫状況など、詳しくは甲冑工房丸武さんにお問い合わせすることをおススメします!
また、今回話題になったことを受け、もしかしたら東京都内の支店でも見本が飾られる可能性もありますよね!
そしたら、本物を一度見ることもできますので、期待したいところです。
まとめ
ロサンゼルス・エンゼルスのホームラン儀式で話題の「兜」について、調査結果をまとめました。
昨季2022年シーズン、エンゼルスは190本のホームランを放っているようです。
大谷選手もこれからホームランを量産するでしょうから、きっとこの兜の出番も多いはず!
ホームランだけでなく、その後のダッグアウトでの儀式にも目が離せませんね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!