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最高の教師|1話|ネタバレ小説風あらすじ!ドラマ”ほぼ”完全再現!

出典:日本テレビ

日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第1話のネタバレを含むあらすじをお届けします。

「最高の教師」のストーリー

「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」のストーリーを紹介します。

鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉由)が、卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされる。
時を遡り目を開けると、1年前の始業式の日、九条は「30人の容疑者」である担任生徒を前に教卓に立っていた。
時を遡ったことから、九条は覚悟を決め、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと命がけで向き合っい、自分の人生と生徒の再教育をする。

誰が九条を突き落としたのか、そこにはどんな理由・経緯があったのか、最終回まで目が離せないストーリーとなっています。

「最高の教師」第1話|あらすじ(ネタバレなし)

「最高の教師」第1話のあらすじです。

ここは、『ネタバレなし』ですので、ネタバレされたくない!という方は安心してお読みください。

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鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉由)は、安堵の気持ちとともに卒業式の日を迎えていた。

人間関係やハラスメントに気を配り、小さなミスさえ犯さないよう心掛けながら、生徒と適度な距離を保つことに注力した1年であったからだ。

無事に1年を終えた九条は、卒業式の日、巣立つ生徒を上階の吹き抜け廊下から見つめていた。

そして、職員室へ戻ろうとした、その時。

九条は背中に大きな衝撃を受ける。

上階から落下する九条の目に入ってきたのは、自分の背中を押したであろう「生徒の手」であった。

その「犯人の手元」には”D組 卒業おめでとう”と記された深紅のコサージュが。

「私は生徒に殺された」

そう理解し、地面に着きそうになった瞬間、ハッと目を開ける

そこは、3年D組の教壇だった。

黒板には、1年前の始業式の日付『令和5年4月6日』

目の前にいる30人の生徒を見たとき、九条は震えが止まらなかった。

なぜなら、「1年後に私を殺す30人の容疑者」だからだ。

自分の未来を変えるため、九条は覚悟を決め、生徒だけでなく、夫や友人、職場の人間関係に対して立ち向かう。

自分を殺した生徒は誰か。

この1年で離婚することになっていた夫との関係、

友人関係、

職場の人間関係・・・

九条にとっての二度目の1年が、始まる。

「最高の教師」第1話|小説風”ほぼ”完全再現(ネタバレあり)

ここでは、「最高の教師」第1話の小説風”ほぼ”完全再現ストーリーを紹介します。

ネタバレありですので、ご注意ください。

プロローグ|卒業式の日から時を遡るまで

学校の上階から、卒業式を終えた生徒たちを見る九条里奈。

この1年のことを思い出していた。

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いつからだろう。私がこの日に少しの涙も流さなくなったのは。

生徒のために命を懸けて死力を尽くす教師。そんな理想を掲げる教育者は、いま何人残っているだろう。

生徒の問題を注意すれば、笑みを浮かべてパワハラと騒ぎ立てられ、生徒の悩みに耳を傾ければ、直ちにモラハラと糾弾されるこの時代に、彼らが教師に期待する役割はもはやただ彼らの自由を邪魔せず、卒業の日を迎えさせることだけとなっていた。

今年も嫌になるほど問題が山積した。

だが、私は何もできずにいた。

いや、何もせずに生き抜いた。

教師とは、私とは、いったい何者なのだろうか。

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ため息をつき、振り返ろうとした瞬間、背中に衝撃を受ける。

そのまま上階から落下し、体が回転して上を見上げ「え?死ぬ…」と直感した瞬間、九条を押したであろう生徒の手と、腕につけられた「D組卒業おめでとう」のコサージュを目撃する。

「私のクラスの子!今、私、生徒に殺された?」

そして、まさに地面に着く瞬間!

「死にたくない!!」という強い思いとともに、時が遡る。

気づくと、そこは3年D組の教卓の前。

黒板には、「令和5年4月6日」、「始業式」の文字。

1年前の始業式の日に戻ってきたのだ。

しかし、笑顔を浮かべる30人の生徒たちを見て、九条は震えが止まらなかった。

なぜなら、この生徒たちは1年後、九条を殺す30人の容疑者だから。

新たな1年と生徒への宣言

職員室の自席で3年D組の座席表を見る九条。

鵜久森叶の写真に目をやり、葬儀に参列していたことを思い出す。

夕方、職員室から出ると、そこには鵜久森叶が。

九条はとっさに「何か話したいこと、聞いてほしいことがあったらいつでも私のところに来てくださいね」と声をかけるが、鵜久森は頷くだけで、その場を後にする。

帰宅した九条は、”最初の1年”の夏に離婚した夫・九条蓮(松下 洸平)と対面する。

夫に時を遡った話をしようか迷うが、夫からの嫌味などもあり、言わないことを決心。

夜、眠れず、3年D組の座席表を見る。

「1年後に担任生徒に殺される。いっそのこと、夫に相談してどこか遠くのところへと逃げだすべきか。。。」

「すでに、生徒が私に殺意を持っていたとしたら、たとえ逃げても。。。」

「唯一間違いないことは、この1年に対して私はなにか変える必要があるということだ。」

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最初のHRで、九条は生徒に対してある宣言をする。

「生徒が今、心から困っていることに絶対に寄り添う」

「学業、友人関係、恋愛、家庭、全てについてあなたたちのために私は何でもします」

この言葉に笑みを浮かべる、
野辺桐子、金澤優芽、迫田竜輝、瓜生陽介、相楽琉偉、西野美月ら。

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レストランに集まる生徒8人。

メンバーは、相楽琉偉、西野美月、野辺桐子、金澤優芽、迫田竜輝、瓜生陽介、江波美里、向坂俊二

相良は、問題児が集められた”はきだめ”クラスに前時代の教師を充てられたとして、なめられてると断言。

西野からの「何かするの?」の問いに、

相良は「ピッカーーーーン!いいことを思いついた」と返す。

内容は内緒とし、

「今日のあの話を聞いて、あいつが勘違いしたこと言わないように頼むな、みつき」

「私も同じこと思ってた」と西野も同調した。

生徒からの頼みに奔走する九条

「何でもやると言った」九条は、生徒から様々なお願いや相談をされることになる。

東風谷葵は、自分の内申点を修正するよう相談する。

「通院で欠席していただけで点数は取っていた。なのに”はきだめクラス”に入れられるのは納得いかない」と主張。

渋る九条に東風谷葵は行動で示すよう申し入れ、相談室を後にする。

廊下で東風谷葵の後姿を見つめる九条に鵜久森叶が話しかける。

「東風谷さんどうかしたんですか?」

「鵜久森さんも何か相談しに来てくれたんですか?」

「いや、別に」と言いながら、去っていく東風谷葵の後ろ姿を見る鵜久森叶。

九条は、「どんな小さななことでも言ってほしい。この学校を変えようと頑張るので」と伝えるが、鵜久森はこう切り捨てた。

「寄り添うだけで私たちの世界を変えられると本当に思っているなら、私は心底軽蔑します。」

驚いた様子を見せる九条。

そこに、瓜生陽介が現れる。

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学校の屋上に場所を移した九条と瓜生。

瓜生は、自分の家が貧乏であり、ここ最近本当にヤバい状況であると伝える。

九条は、最初の1年で瓜生に起きたことを思い出した。

瓜生は、最初の1年の時に途中で転校していたのだ。

その理由が親の借金であったことを、いま、この相談で知った。

学校の学費がネックであることを伝えた瓜生は土下座し、必ず返すから50万円を貸してくれないか、と懇願した。

普通ならあり得ない申し出ではあったが、最初の1年で転校した瓜生が私に逆恨みし、卒業式の日に来て私を殺したとしたら・・・

そう思った九条は、その夜、50万円を使ってよいか夫・蓮に相談する。

「50万を二人の貯金から切り崩させてほしい。理由は今は言えない。」

蓮は、理由は聞かずに「どうしても今そのお金を使う必要があるなら」と快諾する。

新しい歯ブラシを買うことを条件に。

九条にとって、夫の優しさが身に染みた瞬間であった。

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後日、九条は瓜生のロッカーに50万円の入った封筒を置く。

それを見た瓜生は驚きとともに笑みを浮かべる。

生徒の罠と九条の覚悟

この行動が正しかったかわからないが、これで救われる生徒がいるなら全てが間違いではないと思った。

そんな折、友人・夏穂から着信が入る。

「6年付き合った彼氏にフラれた」

九条は最初の1年でも同じことがあったことを思い出した。

最初の1年の時、この電話が発端で2ヶ月間夏穂に振り回され、その後シレっと復縁していたのだ。

それを思い出した九条は、夏穂との傷心カラオケに付き合わされるも全く気乗りしない。

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トイレに行くと部屋を出た九条は、担任生徒が同じカラオケボックスで「今夜は豪遊じゃー!」と叫んでるところを目撃。

ドアから中の様子をうかがうと、瓜生が札束を相良たちに渡そうとしているところを目撃。

九条は、部屋に突撃する。

「これ、どういうこと?」と問いただす九条。

相良は、

「何でもするって言うから、俺が瓜生に言って仕込んだの」

九条は、瓜生に確認するが、
「親が金に困っているのなんて俺には関係ねーし。何とかするのが親なんだから、これは俺の臨時収入」と開き直る。

瓜生を説得しようと詰め寄ろうとする九条に、
西野美月が「パワハラチャーンス」と言って、スマホで撮影を始める。

しかし、相良は瓜生に金を返すよう指示。

渋々金を返す瓜生。

相良は、邪魔だからそろそろ出ていくよう九条に吐き捨てる。
それを見て爆笑する生徒たち。

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1人公園で、うなだれる九条。

生徒たちからの笑い声が頭から離れず、明日からどんな顔して学校に行けばいいのか、と落ち込む。

ふと、最初の人生で上階から落ちる瞬間を思い出す。

こんなことで落ち込んでいる場合ではない。このままじゃ私は死ぬ。殺されるんだ。

生徒に寄り添い、何でもやる。
何を甘ったれたことを言ってたんだ。

だって、あの子たちは卒業式の日も泣いていた、笑っていた。

なのに、私はそのうちの誰かに殺されたんだ。

笑顔と涙の裏で私を殺すタイミングをうかがっていた生徒がいた。
そんな子がただ優しく寄り添っただけで変わるなんて、時代錯誤の希望を抱いている場合じゃない。

鵜久森に言われた一言を思い出す。
「寄り添うだけで私たちの世界を変えられると本当に思っているなら、私は心底軽蔑します。」

この世界を変えるために、まず変わるべきは自分自身だと、決意を新たにする。

休日と思われる日、九条は買い出しに行き、23万円分の何かを購入する。

夜、九条は教室で脚立に上り、何か作業をする。

鵜久森の公開裁判

別の日、朝のHRが終わった九条は、鵜久森に昼休みに荷物を持って化学準備室に来るよう伝える。

昼休み、化学準備室で九条は鵜久森に「他の生徒から不当なことを受けているなら何でもいいから話してほしい」と伝える。

そして、「2023年5月23日、あなたが不登校になる日」だと、鵜久森に話す。

九条の話が信じられない鵜久森であったが、九条はいじめの証拠を見つけるため、実験テーブルの上にある鵜久森の鞄を調べ始める。

すぐさま鞄を取り返す鵜久森に九条はこう言い放つ。

「私、言いましたよね。何でもするって」

さらに、九条は、最初の1年の時に鵜久森叶が死去したことを回想し、「さらに不幸な目に遭うことがわかっている以上、絶対何とかする」と語気を強める。

「私は不登校になんかならない!」

化学準備室を出る鵜久森。

廊下で待っていたのは、西野美月をはじめとする4人の女子生徒だった。

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その日の放課後、教室に生徒全員が集まる。

始まったのは、鵜久森叶の公開裁判。

進行役は、向坂俊二と野辺桐子。
鵜久森以外は全員裁判員。

罪状は、担任九条里奈に、いじめの被害に遭ったかのように密告し、D組の生徒を退学、停学の危機に陥れたとして、名誉棄損の罪に問うというもの。

鵜久森は「何も言っていない」と否定するが、

西野は「九条と化学準備室に入って鍵のかかる音がした。耳を澄ますと中から感情的な鵜久森の声がした」と証言。

鵜久森は弁明しようとするが強制的に遮断され、決を採ることに。

鵜久森が罪を犯したと思う裁判員は? という問いに、クラス全員が手を挙げる。

そこには暗黙の了解ともいうべき、強制力が働いていた。

そして、罰が決まる。

『1年間の学業縛り3教科の刑に処する』

相良は「大丈夫だって、お前は頭がいいし、何教科か潰れたくらいで」と言い、自席に座る鵜久森の元へ行き、手を差し出す。

その時、九条が教室に向かってくることが伝えられる。

生徒は、すぐさまクラス旅行の企画に話題を変える。

九条の「死」覚悟の再教育

教室に入った九条は、ノートパソコンを開き、先ほどの判決内容の音声を流す。

九条は、鵜久森の元へ行き、鵜久森の鞄から盗聴器を取り出す。

昼休みに鵜久森の鞄を調べようとした際、九条は鞄の中に盗聴器を入れていたのだ。

鵜久森に倫理、現代国語、地理の教科書を見せるよう指示する九条。

九条は、鵜久森のロッカーから教科書を取り出し、中身を確認する。
そこには、鵜久森にあてた罵詈雑言が書かれていた。

ここで、九条は教室の天井に8台のカメラを取り付けたことを明かす。

このカメラで何日かクラスを覗いたことで、この3教科の時だけ鵜久森が教科書を使っていなかったことが判明。

今回の盗聴でその理由が分かったと説明した。

「こんなの犯罪だ。訴える」という江波美里に対し、「どうぞ!」と返す九条。

続けて「訴えた場合には、先ほどの音声と画像を世の中にアップする」と警告する。

これにキレた相良は、俺たちを退学にでもしたいのか、と問う。

九条は、
「そんなことはしない。あなたたちは、正当な罰が下されても、自分は悪くない、なぜ自分が罰せられなければいけないんだと、起きたことを顧みず、誰かのせいにして過ごすだけということを知っているから。」

「自分に起きたマイナスな出来事を誰かのせいにしてぶつけるのが得意な生き物でしょう。あなたたちは。」

さらに、
「いま下を向いている皆さん。あなたたちも思っていませんか。悪いのは他のあいつだ。俺たちは本当はやりたくなかった。そう心で唱え、誰かのせいにしていませんか。」

「そんなにも誰かと違うことをするのが怖いですか。」

そして、1つの質問をする。
「この中で、本当に鵜久森さんに憎しみを抱き、怒り、どうにかして彼女を苦しめてやりたいと強く心に思ってこのような仕打ちに参加している人は手を挙げてください」

生徒は皆静まり返り、手を上げない。

「もし強い感情もなく、その場の空気であったり、同調的感覚や自分に矛先が向かないためだけの感情で、彼女の心を砕き、踏みにじり、蔑むような出来事に参加できるのだとしたら、ここにいる皆さんは、もはや人間ではない」

そして、改めて鵜久森に質問をする。

「あなたはこのクラスの人たちに何をされたのか?」
「自分にされた嫌なことを、自分でいうのはとても苦痛。でも、ここにいる人は自分がしたことがどういうことなのか誰一人自覚していない。だから、あなたが何をされ、どんなに苦しんだのか、はっきり伝えることがこの動物たちにできる最初の攻撃だ。」

教室から出ようとする、相良、西野ら8人。
しかし、扉には鍵が。

九条「私は今日、あなた方に殺される覚悟でここにいる。そして、今日殺されると本気で思った時、あなた方に今日伝えるべきことがたくさんあることに気づいた。」

「私にそう思わせてくれたのは、鵜久森さん、あなたです。」

「寄り添うだけでは何も変えられない。世界を本気で変えようと思うなら、必要なのは『覚悟』。たとえ刺されても、最後の力で絶対に差し返すという『覚悟』。」

「今日からはあなたは一人ではない。私がいる。絶対にあなたを一人にはしない。」

「そして、彼らに一矢報いるための武器も、あなたのおかげで手に入れた」

「鵜久森さん、私と一緒に戦ってくれませんか?そして、この教室を変えるんです」

「うっせーんだよ、さっきから!」と荒ぶる西野。
「こいつが調子に乗ってるからわりーの!いるだけでウザいし、ずっとアワアワして。いじめてくださいって顔して過ごしてるからこうなるんだよ!」

意を決して立ち上がる鵜久森。
そして、今までのことを話し始める。

  • ある趣味がきっかけで、SNSが少しだけ話題になったことが始まり。
  • そこから、西野や他の人が話しかけるようになって、ちょっとだけ舞い上がっていた。
  • いつの間にか、男子に媚びているように言われるようなり、皆から調子に乗っている、キモイ、ウザいと囁かれる日々が始まった。
  • 徐々に、遊びのように直接悪口を浴びせるように。
  • 学校に行くのが怖くなり、皆が自分の悪口を言って笑っているように感じた。
  • 学校を休めなかった理由は、両親が心配するから。
  • 母親は異変に気づき、大丈夫?と声をかけられた。これこそ、言われたくなかった一言であったが、心の中で「お母さん助けて」と思いながら、大丈夫と返答
  • 3年生の教科書が配られた日、紙いっぱいに悪口を書かれた
  • 勉強という鵜久森ができる唯一の希望も、他の生徒はゲームのように壊してくる。その姿を見て、人間じゃない何かに見えた。
  • その教科書は学校でも家でも開けなかった。母にも言えない。聞いてくれる友達もいない。
  • ずっと一人で泣いていたが、何の涙なのかわからない。
  • 皆は私のこの姿を見たくて、毎日私に嫌な言葉をぶつけていたのでしょうか。
  • あなたたちが求めていた涙はどんな涙なのでしょうか。

九条は鵜久森の元へ行き、鵜久森に優しく伝える。
「今までのことは分かりました。次は、これからのことを教えてほしい。あなたが本当はしたかったこと」

鵜久森は、

「私はただ友達とお昼ご飯が食べたかった。誰かと一緒に何でもない話をしながら学校に来て、何でもない話をしながら帰り、ダメだと言われている寄り道をしたり、文化祭で夜遅くまで残ってるくせに面倒くさいねって笑いたかった。好きなものをただ好きと言って、やりたいことをただやりたいと言って、大切な人に自信をもって大切だよって言いたかった。ただそれだけ。」

と。

「今言ったこと、全て叶えましょう。この1年で。」

「当たり前の希望をだれでも自由にかなえられるように、私がこの1年で皆さんを変えて見せます。誰かを傷つけるなんてことが当たり前だと思わないように」

荷物を持ち、鵜久森と一緒に教室を出ようとする九条。

「この後、鵜久森さんに何かしようとしたら、私が何でもやりますんで」

新たな火種|離婚の危機

帰り道、九条のスマホに鵜久森からSNSのメッセージが。

「先生、今日久しぶりに帰り道で泣きませんでした」
「明日からの日々はまだ怖いですが、それだけでも伝えたかったので」

九条は、週明け、もし学校に来てくれるなら一緒に行かないかと提案。

鵜久森は、二つ返事で快諾する。

そして、今日が「4月21日」であることを思い出す。

それは、最初の1年の時、夫から離婚を突き付けられた日。

九条が自宅に到着し、第1話終了。

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