
日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第3話のネタバレを含むあらすじをお届けします。
前半は、ネタバレ”なし”のあらすじ
後半が、ネタバレ”あり”のあらすじです。
「最高の教師」のストーリー
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」のストーリーを紹介します。
鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉由)が、卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされる。
時を遡り目を開けると、1年前の始業式の日、九条は「30人の容疑者」である担任生徒を前に教卓に立っていた。
時を遡ったことから、九条は覚悟を決め、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと命がけで向き合っい、自分の人生と生徒の再教育をする。
1話ごとに生徒を再教育し、クラスを変え、人生を変えようと奮闘する九条。
誰が九条を突き落としたのか、そこにはどんな理由・経緯があったのか、最終回まで目が離せないストーリーとなっています。
「最高の教師」第3話|あらすじ(ネタバレなし)
「最高の教師」第3話のあらすじです。
ここは、『ネタバレなし』ですので、ネタバレされたくない!という方は安心してお読みください。
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3年D組の黒板に「九条里奈を殺害する」と書き込まれた。
これに学校は騒然とし、教員らも慌てふためいた。
D組の生徒は相良(加藤清史郎)たちを疑うが、相良はこれを否定する。
一方、九条はその犯行の様相から殺害予告を行ったと推察したある生徒と対峙する。
一方、相良たちは、監視カメラがあるはずの教室で殺害予告が大々的に行われたことから、既に監視カメラがストップしていることに気づく。
そして、「担任変更」の嘆願書を取りまとめ、九条を教室から追放することに成功。
九条は学校にいられなくなったことから、この問題を解決するために鵜久森に頼る。
その想いを受け止めた鵜久森は、意を決した行動に出る。
九条と鵜久森は今回の問題をどのように解決するのか。
「想像」をキーワードにした魂の授業が始まる。
「最高の教師」第3話|小説風ネタバレあらすじ
ここでは、「最高の教師」第3話の小説風あらすじ(ネタバレあり)をお届けします。
殺害予告
2023年6月5日
星崎透(奥平大兼)が登校する。
星崎:いつからだろう。俺がこの高校生活を景色のようにただ眺めて過ごすようになったのは。こんなことをもし口にでもしたら、皆は中二病をこじらせてすかした人間だと馬鹿にするだろうか。でも、最近はその景色が急激に歪んできたんだ。この世界は、何でも起きることを知り始めたから。
教室の黒板に「九条里奈を殺害する」の文字が。

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教員室で他の教員に殺害予告の件で騒がせたことを謝罪する九条。

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昼休み、化学準備室で鵜久森と昼食を取る九条。
鵜久森は、九条のことが心配で職員室に向かったところ、九条が職員室で謝罪しているところを目撃。
辛い目に遭った人が皆に謝らなければならないのか、納得がいかないと伝える鵜久森。
そして、九条が鵜久森に「あなたは一人じゃない」と言ったように、鵜久森も九条の味方だと伝える。
そんな折、九条は鵜久森の横にある袋に気づく。
鵜久森は、前に「SNSで一度だけ趣味が話題になったことがある」と話したことを引用し、その趣味を袋から取り出した。
鵜久森はイラストを描くのが趣味で、九条に自身のイラストの入ったお弁当袋を作ってきたのだ。

たくさん作ってきたという鵜久森に、夫や友人にも渡したいので、と快く受け取る九条。
一転、鵜久森は今朝のことを再度話題にし、相良(加藤清史郎)たちが書いたのかと訝しむ。
反撃への狼煙
時を同じくして、昼休み。
教室に入ってくる相良たち6人。
普段、工学研究会の部室でたむろう彼らが突然入ってきたことに驚く他生徒たち。
相良「瓜生君、向坂君、おまえら消えろ」
瓜生「は?」
迫田竜輝「裏切ったカスたちは出てけって言ってんだよ」
迫田の胸ぐらを掴む瓜生。
とっさに止める向坂。
教室を出ていく、2人。
相良は話を始める。
今朝の黒板の件について、誰がやったのかと聞く相良。

クラスの面々は皆相良たちの仕業と思っていたが、本人たちは否定する。
相良は今回の件で分かったことが3つあるという。
1.犯人がカメラの作動を止めたこと。じゃないと大胆な殺害予告はできない。
2.九条がマジの馬鹿で、俺らを変えることが目的で本格的にヤバいことがない限りあの動画を拡散しないこと
3.この異常な毎日に、お前らも腹が立っていること
相良は、成績優秀な阿久津由利と東風谷葵に頼み事をする。
殺人予告の容疑者
放課後、工学研究会の眉村紘一と日暮有河が下校しているところに九条が現れる。

話があると伝える九条に、眉村たちは「忙しい」と言って無視する。
しかし九条は、「そんなに殺したいですか、私のことを。あなたたちですよね。あの殺害予告を書いたのは。」
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九条の友人、早乙女が経営するベストホップ。
バイトをする瓜生と向坂。客としている九条の友人、夏穂。
瓜生たちは九条に殺害予告があったことを2人に伝え、何かできることはないかと相談する。
夏穂は友人に知られたくないこともあるとして、何もしなくていいと返答。
一方で、家族は別だとして、電話をかける。
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時を同じくして、化学準備室。
眉村と日暮が、なぜ自分たちの仕業だとわかったのか、九条に確認する。
九条「天井に設置している監視カメラは動体検知で起動するが、今回、この動体検知が手際よく停止されていた。カメラの仕様や停止方法を理解できるのは工学研究会の2人かと」
さらに九条は、2人に退学も停学もないこと。その理由として本当の殺意がないことを指摘。
私が知りたいのは、なぜ殺害予告をしたのか、その理由だと2人に伝える。
眉村が口を開く。
眉村「先生に腹が立ったから。先生のめちゃくちゃさに。
鵜久森を守るために取った行動で、今度は僕らや他のみんなの毎日もめちゃくちゃになっている。だから、先生に問題があることを学校の皆に知ってもらうために…」
九条「なぜ直接言ってこないのか。黒板に書くことで誰かが動いてくれるのを待とうとした?なぜ自分自身で声を上げないのですか」

九条は、2023年12月11日、2人の研究作品が全国準優勝を飾る日だと告げる。
そして、その4日後の2023年12月15日、何者かによってその作品が粉々に破壊されることも。
顧問教師が2人に話を聞いたところ、2人とも薄っすら笑みを浮かべ、「仕方ない。調子に乗っていたので」と話していたことを2人に告げる。
驚く2人に九条は続ける。
この一連の話が私の空想だとして、今の2人には容易に想像できる話ではないか?
そういって、2人に問いかける九条。
九条は、諦め、言い訳する2人に、あなたたちが今を変えるために何でもするのであれば、本当に変えることができると主張する。
そして、あなたたちが本気で変えたいというのであれば、私が何でもすると伝える。
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帰宅した九条。
夫・蓮から学校でのことを心配される。

蓮「もし何かあって、俺が聞いてもいいことがあったらいつでも言ってくれ。嬉しかったんだよこの前。この日々を守りたいって、まっすぐ言ってくれたこと。俺なんかで聞けることがあったら、いつでもまっすぐ伝えてくれ」
「ありがとう」頷く九条。
生徒の逆襲
朝。
阿久津と東風谷が地理歴史教師である林結起哉に封筒を手渡す。
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職員室に出勤する九条。
教頭を含む数名の職員が何かを話している。
教頭の我修院は、九条に3年D組の生徒からある資料を手渡されたことを明かす。
その資料とは、「担任変更の嘆願書」。

3年D組のほぼすべての生徒が署名しており、この1ヶ月、自分たちが出来損ないの悪人生徒のような扱いを受けて学校に行きたくないと皆が思っていることが記されている。
林は、発起人が成績優秀者の阿久津と東風谷である点も厄介だとした。
教頭は、発起人2人の親からも担任変更の申し出を受けているとし、方針が決まるまで自宅待機を命じる。
ネクスト鵜久森
学校を出る九条。

それを教室から生徒が見つけ、大成功と喜び、拍手が起こる。
相良「お前ら―、これで終わりじゃないからな。きっちり担任下ろすまで、全員逃げんじゃねーぞー」
居ても立ってもいられず、鵜久森が九条の後を追う。
眉村が勇気を振り絞って席を立ち、相良のもとへ行く。
九条が去ったことから工学研究会の部室のカギを返すようにお願いする。
しかし、相良はこれを一蹴。
さらに、「ネクスト鵜久森!」と指を差し、あと1回ウザい発言をしたら次の鵜久森はお前だと宣言した。

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鵜久森が九条を呼び止め、2人は近くのベンチに座って話を始める。

鵜久森は九条に教師を辞めてしまうのか、単刀直入に聞くが、九条はこれを否定する。
九条「言いましたよね、一緒に戦うと。ただ、私のことで生徒たちが本当に学校に来ることすら苦痛になっているとしたら、やり方を変えねばなりません。なので、鵜久森さんに頼ることをしてもいいでしょうか?」
鵜久森「前にも言いましたが、ただ変わるのを待つんじゃなくて、自分で変えていかなくちゃいけないと、ずっと思っていました。じゃないと、私がなりたい私にはなれないので。」
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工学研究会の部室。
たむろう問題児グループ6人(相楽琉偉、西野美月、野辺桐子、金澤優芽、迫田竜輝、江波美里)。
予想以上の早さで九条が謹慎となったことに喜ぶ面々。
過去にもダンス部の暴行事件があったが、これも学校側の”事なかれ主義”によって”なぁなぁ”で終わっていた。
この”なぁなぁ”で終わった事例を踏まえ、
西野は今回、きっちりと最後まで詰めきらないといけないとし、金澤優芽、江波美里
に向かって、阿久津と東風谷を使ってもう一押しさせることを目で合図する。
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下校中の眉村と日暮。
工学研究会での作業について話をしていると、突然眉村が立ち止まり、現状について相談する。

眉村は、
・いつから空気を読むようになったんだろう
・入学した時はそんなことなかったのに、いつの間にか立ち位置ができていた
・問題児グループの連中はなんで自分たちの邪魔ばかりするのか
・自分たちだけで楽しくやっていればいいのに
と吐露する。
日暮は、「それは学校だから。学校という”箱”に無理やり詰め込まれて違う種族の人間と混ざらなければならないから」と半ば諦めながら答えた。
そして、「けど、そんなことも学校さえ卒業しちゃえば・・・」と言いかけたところで、九条が目の前に現れる。
九条は、2人に話したいことがあると呼び止めた。
九条の魂の再教育
九条は、自分が去ったことで2人の不満が解決しそうか、誰かの責任で何か変わり始めたか、と問う。
日暮「そもそも先生がめちゃくちゃにしたせいでこうなった。責任を取るのは先生で…」
九条は、あの殺害予告を受け、一番反省したのは自分自身だと打ち明けた。
工学研究会の被害について顧問教師に相談したが、結局誰も責任を取って動いてはくれなかった。
だから、今日、自分自身で責任を取るために共犯になりに来たと説明した。
さらに、"共犯"とした理由について、今回の問題を根本から解決するためには2人の考え方を変える必要があるからだと説いた。

日暮「先生が始めたことなので、先生が一人で解決してくださいよ!僕たちはただ、何事もなく学校生活が送れればそれで満足なんですから!」
九条「それは、あなた方の本当の声なんでしょうか?」
「本当は思っていませんか?なんであんな理解のできない人間たちの自由を尊重しなければならないのか、と。」
と訴える。
九条「あなた方を苦しめる大半は『想像』です。目に見えない順番もそう、こうしたらこう思われるだろうという人間関係もそう。そういう想像にいつも苦しめられるのは”優しい人”です。」
「優しいから相手の気持ちを想像する。自分の立場を想像し、嫌なことも我慢をする。なぜそんな優しい人ばかりが損を被る世界で、日々を過ごさないといけないのか。」
「教師として伝えさせてほしい。優しい人こそ、もっとこの世界をたやすく考えるべきだと。」
「あなた方は一度でも自分を傷つけ蔑ろにする人間と仲良くしたいと思ったことはあるのか?彼らに嫌われることはそんなに嫌なことなのか?」
「大人として伝えられること。そんな自分を蔑ろにした人間など、今どこで何をしているのか知りもしない、確かな日々が訪れるということ」

眉村「どうしたらそんな毎日が、僕らが自由に過ごせる毎日が来るのか」
九条「それは、相手の反応を想像する前に、ただ単純に心のままを伝えればいい。そのために必要なことは私が何でもする。だから今日は共犯になりに来た」
鵜久森の勇気ある行動
時を同じくして、放課後の学習スペース。
自習中の阿久津と東風谷の元を訪れる鵜久森。
九条の担任変更のことで話を始める。
鵜久森は、今朝の担任変更のことに対して阿久津と東風谷には後ろめたさがあると指摘。
逆らうことで余計面倒なことになるくらいなら、ちょっと後ろめたさを無視すれば、明日は何事もない毎日になるはず。
鵜久森自身もそう願い、今日を乗り越えれば大丈夫と思っていたが、寝る前、明日を想像するのが怖くて仕方なかった、と当時の心境を伝える。
そして、鵜久森はそういう風に想像することを一緒に止めないか、と2人に提案する。
鵜久森「もっと簡単に考えて、周りにいる全ての人に理解されて、認められる必要なんかない」
阿久津「それはあなたがハブられてもいいって開き直っているから言えるんでしょ。私たちはそんなこと嫌だから」
それに対し、鵜久森は、本当に嫌なことなのか、と問い直す。
そして、以前九条から聞いた話を話し始める。
昔、九条も些細なことがきっかけで孤立したことがあった。
その時、一番仲の良かった友人が「あいつらと本当に仲良くしたいのか」って聞いてきた。
もしそう思ってないなら、傷つく必要もない。泣きながらあいつらの自由を守る必要なんてないと。私は何があってもあなたの友達だから、もう惨めな顔をするのはやめろ、と。
そんなことを言ってくれる友達がいる先生を羨ましく思ったと鵜久森は打ち明けた。

鵜久森「自分や自分の大切な人に後ろめたく思ってまで誰かに合わせる必要なんてない。その気持ちを分かり合える人と巡り合いたくて、今日ここに来た。だからー」
「友達になりに来た。」
「こんなこと一方的に言って友達になれるとは思っていないし、今さら友達の作り方もわからないから、心のままを言いに来た。」
「一緒に、後ろめたさや惨めな顔するのやめない?」
「なぜ私たちと友達になりたいって思ったの?」と問いかける東風谷に、
鵜久森は「私は本当は優しい二人をかっこいいと思ってたから。そして、何より私はあなたたちのクラスメイトだから。」
問題児グループへの逆襲
翌日の昼休み。
西野と野辺はファッションショーの観覧で休み。
工学研究会の部室に入る相良と迫田。
入ると、テーブルの上が綺麗に整理されていることに気づき、激高する。

そこへ、眉村と日暮が。
部室内のロッカーに叩きつけられる眉村と日暮。
眉村の胸ぐらを掴み、殴りかかろうとする迫田の手を日暮が払いのけ、この部屋に監視カメラを設置したことを伝える。
昨晩、九条が教室のカメラ全部を部室に移してくれたと。
相良と迫田は、
「これで次の鵜久森は確定だ。これからは誰にも相手にされないハブられた生活が待ってるから」
と告げる。
それに対し、眉村と日暮も土下座して頼み込む。
「僕たちのことをちゃんとハブってください。まったく相手も会話もせずに、関わらないでください。本当にお願いします。」

「申し訳ないけど、僕たちは君たちとまったく仲良くもしたくないし、一緒にいたいと思ったこともない。まったく生き方も考え方も違う別種族なんだ。そして、すごく単純に考えたら、君たちにハブられることは良いことしかないって気づいた。」
眉村「ありがたいことに、僕には日暮がいてくれるし、この学校でやりたいこともある。僕たちだけで生きていける世界がここにある。」
日暮「仕返しがしたいとか、それすら思わないほど、関わりたくないだけなんだ。でもそれでも攻撃をするなら、なんとしてでも証拠を集めて君たちを糾弾しなければならない」
眉村「そんなことに時間を使っている暇はない。だから、お願いします!ちゃんとハブってください。」
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同時刻、ホールの椅子に座る阿久津と東風谷。
金澤と江波が2人の元を訪れ、もう一押しするため、2人に退学届けを書いてもらうことをお願いする。
しかし、阿久津と東風谷は、嘆願書を撤回してきたことを伝える。
理由を聞く金澤に、東風谷は
「2人で話して、親にも謝って、今朝なしにしてきた」と答える。

「なんで裏切るの?あんたたちが裏切ったら私たち…」と阿久津に掴みかかる金澤に、
阿久津は「なんで友達でもない人たちのお願いをそんなに聞かないといけないの?後ろめたい気持ちを持ってまで、合わせる必要なんてないって言われたんだ。私の友達に。」
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教室に戻ってきた相良と迫田。
浮かない顔をしている金澤と江波に話しかけると、阿久津と東風谷が嘆願書を撤回したことを知らされる。

次の授業は化学。
九条が教室に入り、授業を始める。
新しい仲間
放課後、化学準備室。
1人待つ鵜久森の元へ九条が到着し、食べられずにいた昼食を一緒に取ることに。
九条は、他にも昼食を取れていない生徒2人がいるということで、部屋に呼び入れる。
入ってきたのは、東風谷と阿久津。
2人は鵜久森が九条にあげた弁当袋を取り出し、先生からさっきもらったと鵜久森に伝える。
無理をさせてないかと心配する鵜久森に、2人は否定し、かっこいいじゃん、これ!と喜ぶ。
そこに、星崎が入ってくる。
今まで学校生活が退屈だったが、先生のおかげで今は全然そんなことないと、突然打ち明ける。

さらに、唐突に先生の映画を撮らせてほしいとお願いする。
言っている意味が分からないと拒否する九条だが―。
秘密を打ち明ける九条
帰宅した九条。
夫・蓮から晩酌に誘われる。
ソファに座る2人。
蓮が離婚を言い出した理由を語り始める。

蓮は、九条を想うがあまり、自分の抱く勝手な想像で家に帰るのが怖くなっていたと。
そして、夏穂からも今回の殺人予告の件で、夫として頼りないと叱られたことを打ち明けた。
蓮は、何でも話を聞くから、全部言ってほしいと九条に本心を伝え、離婚の話も撤回させてほしいと頭を下げた。
九条も了承し、今まで秘密にしていたことを話す。
「私ね、いま2周目の人生なの」
(第3話おわり)