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最高の教師|5話|ネタバレ小説風あらすじ!ドラマ”ほぼ”完全再現!

出典:日本テレビ

日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第5話のネタバレを含むあらすじをお届けします。

前半は、ネタバレ”なし”のあらすじ
後半が、ネタバレ”あり”のあらすじです。

「最高の教師」のストーリー

「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」のストーリーを紹介します。

鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉由)が、卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされる。
時を遡り目を開けると、1年前の始業式の日、九条は「30人の容疑者」である担任生徒を前に教卓に立っていた。
時を遡ったことから、九条は覚悟を決め、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと命がけで向き合っい、自分の人生と生徒の再教育をする。

1話ごとに生徒を再教育し、クラスを変え、人生を変えようと奮闘する九条。

誰が九条を突き落としたのか、そこにはどんな理由・経緯があったのか、最終回まで目が離せないストーリーです。

「最高の教師」第5話|あらすじ(ネタバレなし)

「最高の教師」第5話のあらすじです。

ここは、『ネタバレなし』ですので、ネタバレされたくない!という方は安心してお読みください。

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九条にとって”地獄”の2学期が始まった。

鳳来高校は1ヶ月後に文化祭を控えていた。

瑞奈ニカは、学外で音楽活動をするプロのアーティスト。

瑞奈はそもそも文化祭に参加する考えはなかったが、九条はそんな瑞奈を文化祭の催しの責任者に指名する。

瑞奈は音楽活動が忙しく、そもそもクラスメートと関わることなく学校生活を送っていた。

さらに、文化祭の催しで引退公演を行う予定だったダンス部の生田から「有名人風吹かせて私たちの青春をぶち壊すのだけはやめてね」と釘を刺され、ますますやる気をなくす。

しかし、そんな瑞奈に九条はこう伝えた。

「文化祭前日、ある問題が生じ、今年の文化祭はなくなります。それを止められるのは瑞奈さん、あなただけです」

「あなたの生き様で、彼らの常識を変えてください」

一方で、相良は不穏な空気で静かに教室の様子を見つめる。

「目に焼き付けてんの。こいつらのお城、すぐ消えちゃうかもしれないから」

非常識や変わり者と呼ばれる人に向けた応援歌が始まる...!

そして、この物語を揺るがす衝撃の事実が判明する...!

「最高の教師」第5話|小説風ネタバレあらすじ

ここでは、「最高の教師」第5話の小説風あらすじ(ネタバレあり)をお届けします。

文化祭と瑞奈ニカ

2023年9月1日。2学期始業式。

瑞奈ニカ:いつからだろう。誰もが私を知っているのに、誰もが私自身を知らないことに愛想が尽きてしまったのは。みんなが同じ方向を向き、同じ話をしているときも、いつも私は違う方を向き、違うことを考えてしまう。

朝のHR。

九条が1ヶ月後、9月30日に文化祭が開催されることを告げる。

さらに、3年D組の催し物・喫茶店に加えて、学年担務として、体育館イベントの運営を担当することが決定したと報告した。

クラス企画と同様、学年担務も強制ではなく、任意参加であるが、イベントの責任者だけは九条の方で決めたことを説明。

その責任者は、瑞奈。

驚く瑞名に、九条は、学外で音楽活動されている瑞奈ならば、ライブやダンス披露などが催される体育館イベントの運営にも力を発揮できると、伝えた。

残りのHRは自習として、九条は教室を出る。

それと同時に、クラス全員が瑞奈を見た。

瑞奈:みんなとこんなにも視線があったのは、これが初めてだった。

瑞奈の不安をよそに、多くのクラスメートたちが次々と支援を名乗り出てきた。

鵜久森もいても立ってもいられず、私にできることがあれば何でもしますと名乗り出る。

その一言にクラスが一瞬静まり返るが、倉知夕夏が静寂を破る。

倉知は鵜久森に喫茶店も手伝ってもらえるのか尋ねる。

そして、倉知は高校最後の文化祭への想いを打ち明けた。

それに心を打たれた月野春香が鵜久森にクラスTシャツのデザインをお願いする。

鵜久森も二つ返事で快諾。

阿久津や東風谷もTシャツ作成について提案し、クラスがまとまりかけた。

しかし、生田やよいの一言がクラスの空気を変える。

「私、ダンス部の引退公演で体育館イベント出演予定だから。てかさ、瑞奈さんさ、皆があんたのためを思っていろいろ言ってたのに、なんでそんな他人事な顔して聞いてんの?イベントの責任者やんなら、有名人風吹かせて、いつもの変人ムーブで私たちの青春ぶち壊すのだけは止めてね。」

瑞奈はこの一言に嫌気がさし、責任者を引き受けるわけないと言って、教室を出る。

瑞奈への九条の想い

教室を出た瑞奈は、学習スペースで九条と出くわす。

九条は、教室での様子を聞いていたと説明。

瑞奈は、九条が1学期に他の生徒の問題を解決してきたことに対し、私には不要だと吐き捨てるように言う。

しかし、九条は瑞奈の何かを変えようとはしていないとキッパリ否定した。

そして、1つのお願いをする。

「彼らの常識を壊してくれませんか?」

「今日から28日後、文化祭の前日、ある問題が生じ、今年の文化祭はなくなります」

衝撃の事実に驚くも、瑞奈は私には関係ないと言い張る。

そんな瑞奈に、「あなたの目標の妨げになるとしても、あなたの生き様で彼らの当たり前を変えてください」と、瑞奈への期待と、できるのは瑞奈しかいないという思いを伝える。

九条が衝撃を受けた星崎の一言

昼休みの化学準備室。

星崎が”あること”を確認するために九条と話していた。

青春について問われた九条は、自分なりの青春を星崎に伝える。

それに対し、星崎は「さすが、人生2周目の人は言うことが違うわ」と、九条に鎌をかけてきた。

九条は予想外の一言に驚き、そんなわけないと否定する。

そこへ、3年B組担任の森育男が入ってきて、放課後に話をさせてほしいと伝える。

週刊誌騒動

放課後の職員室。

教頭がある週刊誌の記事を見せる。

プロのアーティストである瑞奈の学校名などが特定されたというスクープ記事であった。

教頭は、文化祭当日の混乱を避けるため、瑞奈の文化祭欠席を提案する。

1周目の人生で九条は教頭の提案を受け入れていたことを思い出す。

「そうでしょうか?悪いのは彼女ではなく、騒ぎ立てようとする外側の人間です。その脅威から生徒を守ることが我々教師の務めではないでしょうか?」

森「じゃあ、どうしたら滞りなく当日を迎えられると?」

「それを考えるのが担任の私の仕事です。もしもこれでほかの生徒達の大切な瞬間が踏みにじられるようなことがあれば、罰せられるのは彼女ではなく、担任の私です。」

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自身の記事がネットで流れていることを知った瑞奈。

心無い言葉や、誹謗中傷であふれるコメント。

早乙女から瑞奈へ

昼休みの化学準備室。

チャイムと同時に苛立った瑞奈が現れる。

あの記事が原因で文化祭がなくなるのか、だとしたら私1人の動向でどうにかなる問題じゃない、と言って文化祭欠席を伝えに来た瑞奈。

そこへ、文化祭の消耗品を届けに来た早乙女。

九条は早乙女を同席させ、瑞奈の話を聞く。

早乙女は瑞奈に「死んでも参加した方がいい」と説く。

早乙女は家の都合で文化祭直前に学校を辞めたことを悔いていた。

それを瑞奈に伝え、記事が出た後も学校に来たのは逃げずに戦おうと決めたということ、何も悪いことしてないのであれば自分に嘘をつく必要ない、と寄り添った。

予鈴のチャイムが鳴る。

部屋を出ようとする瑞奈に、九条が話しかける。

「あなた自身は本当はどう思っていますか?みんなと同じように、最後の青春を経験したいと思うなら、私は何でもします。あんな記事で自分自身は変わらないんだと世界に抵抗しようとするならば、私のお願いも聞いてみてもらえませんか?」

「ちょっと考えてみる」

「ありがとうございます。私の親友の話はどうでした?」

「控えめに言って、最高かな。」

相良の指示とD組襲撃

文化祭9日目

着々と進む文化祭の準備。

クラスTシャツのデザインが決まり、催し物の喫茶店の看板が出来上がった。

瑞奈は中心となって体育館イベントの運営準備を進める。

一方で、クラスメートたちが協力を申し出る中、記事のせいで皆が不安になっていないか、心配になった。

しかし、クラスメートたちがそんな不安を払しょくしてくれ、瑞奈は安堵の表情を浮かべた。

その様子を見ていた相良がある人物に電話を掛け、ある計画を早めるよう指示する―。

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夜、残業中の九条に夫・蓮から電話がかかってくる。

夕飯の相談だったが、九条はまだ帰れないことを伝える。

蓮は、文化祭の前日に起こるD組襲撃事件のことを心配する。

九条も、1周目の人生で文化祭前日に起こった事件がニュースにもなり、中止の判断になったこと、全ての責任を瑞奈に背負わせたことを悔やんでいた。

それを回避するために瑞奈を巻き込み、彼女に人が勝手に作ったイメージや常識を覆してほしいと頼んだことを蓮に打ち明けた。

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その夜、4人の黒づくめの男4人が鳳来高校に侵入。

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文化祭8日前

翌朝、3年D組が準備していた喫茶店の小道具や装飾が破壊されていた。

職員室では、騒ぎの対応に追われていた。

3年D組の教室の様子を見た九条は、緊急のHRを開くことを提案し、荒らされた机と椅子のみを元に戻すように指示。

すぐに、瑞奈を探しに出た。

九条から瑞奈へ

学習スペースに座ってうなだれる瑞奈。

瑞奈を見つけた九条は、そっと近くの椅子に座り、顔を上げるよう話しかける。

瑞奈は、皆の大切な青春を傷つけて申し訳ないと謝る。

しかし、九条は「まだ傷かどうかは決まっていません。こんな出来事も、友人との大喧嘩も、未来から見れば青春と呼べる可能性があるもの。」と諭す。

そして、一度クラスの皆と話をしてみないかと提案する。

瑞奈は泣きそうになりながら、

「皆と何を話せばいいのか」

「変な私が入るとおかしなことになるからずっと我慢してた」

「私が調子に乗ったから、皆に責められるのが怖い」

と本心を打ち明けた。

九条は瑞奈のそばに寄り添い、瑞奈に思いを伝える。

「このまま戦うことをやめてしまえば、今回の出来事は間違いなく、瑞奈さんにとって傷として残ってしまいます。瑞奈さんのように人から変わっていると評される人が、自由に生きられることを証明したかったのではないですか?そう願うから、いつもその曲を聞いているんだと思っていました。」

「皆さんが思ってる以上には、教師は生徒のことをみているものです。だから私も、瑞奈さんが思うに以上には、あなたに寄り添えると思います。」

九条と瑞奈がクラスの常識を覆す!

教室に戻る九条と瑞奈。

九条はHRを始める。

そして、文化祭をどうするか、クラスに問うた。

生田は瑞奈の謝罪を要求する。

「あいつにとってはどうでもいい学校の行事でも、私らには大切なものなの。なのに、こんなことになって…」

この言葉に反応したのは鵜久森。

「それは、わからないことだと思う。瑞奈さんにとってこの文化祭がどうでもいいかは、私たちが決めちゃいけないと思う。」

「なんで、あんたにそんなこと言われなきゃいけないの」

「私も怖かったから。皆に陰でささやかれて、自分がどういう人なのか勝手に決めていかれるのが。知らない誰かが瑞奈さんのことをどう言おうと、瑞奈さんの言葉をちゃんと聞かないといけないと思う。」

鵜久森の熱弁に西野が口をはさむ。

「あんた、いつの間にそんな偉くなったの?半年前まで何も言わず、隅っこでピーピー泣いてたあんたがよくそんなご意見するようになったね。」

これに東風谷と阿久津が反論。

「でも、鵜久森さんの言っていることは正しいと思う。」

「私もそう思う。今ここですべき話を邪魔するなら、出て行ってもいいんじゃないかな。」

チッ!

西野は舌打ちして教室を出ていき、迫田や相良も出ていった。

阿久津は、自分の一言で西野たちが教室を出ていったことに謝罪するが、九条は阿久津を擁護。

「文化祭参加はそもそも任意。その日を心から守りたいと願う人たちとで話し合いをしましょう」

瑞奈は意を決して立ち上がり、クラスに謝罪する。

「みんな、ごめん。」

「私はこの文化祭に参加したいと思ったから、さっさと関係してないって表明していれば、なんか変わったかもしれない。でもどうでもいいなんて本当に思ってなかった。みんなと同じで、最後の青春がしたかった。だから―。」

しかし、生田が声を荒げる。

「だとしても、起きたことは変わらないから。あんたが調子に乗ったせいで変な奴が騒いでこんなことになってんの!」

怯える瑞奈。

九条は、静かに生田に語りかける。

「瑞奈さんの何が調子に乗っていたのでしょうか?瑞奈さんは今言ったとおり、みなさんと同じことを当然のように思い、しただけだと思いますが。」

生田が反論する。

「いつもはみんなと違うって顔して変人ぶって生きてるくせに、それをわきまえて行動すべきだっていうのは普通じゃない?」

九条「瑞奈さんは、何も違くありません。みなさんと同じ、3年D組の一人の生徒です。」

「なぜ皆さんは、自分と違う道を歩む人を、調子に乗っていると区別し、糾弾の対象に置くのでしょうか?」

「考えてみてください。今回の事件が、瑞奈さんではない生徒が何者かに標的にされ、行われたとしましょう。確かにショックを受け、どうしてこんなことが、と嘆くかもしれません。ですが、何も悪いことせず、ただ被害にあったその人に、お前が調子に乗っていたせいだと追い討ちをかけますか?なぜ、彼女だけは、そうされて仕方ないのでしょうか?」

「自分たちと違う道を歩む人は、別人ではありません。みなさんと同じ『人』です。好きなことに没頭する人、周りとは別のやり方で挑戦する人。その人たちも傷はつく。悩むし、涙を流します。」

「なぜそのことがたった一つの「調子に乗っている」というイメージで片付け、忘れられるのでしょうか?そもそも調子に乗ることの何がいけないんでしょう?自分を信じて、調子に乗ることを否定し続けたその先には、何があっても自分を信じられない未来しか待っていません。」

九条は、瑞奈に自身の目標を今ここで告げてもらえないかとお願いする。

瑞奈は、教室を見渡し、大きく息を吸った。

「私は、世界1のアーティストになる。絶対に、確実に、なる。誰かにとって必要な人間に、私はなる。」

九条は、生徒に問いかける。

「今、この目標を聞いて、やはり皆さんは調子に乗っていると言い放ちますか?」

そして、1つの提案をする。

「今ここにいる皆さんで一度、調子に乗ってみませんか?」

「今回の事件の狙いは、文化祭の崩壊です。教室を壊し、騒ぎを起こし、諦めた私たちがうつむく姿が見たいと思う人がいる。」

「そういった人たちにとって一番調子に乗っていると思うことは、私たちが今回の事件を全く意に介さず、目的を果たすこと。みんなで一度調子に乗って、今回の事件をなかったことにしませんか?」

「そんなこと言ったって備品も全部めちゃくちゃで…」

復旧が難しいことを悲観する貴島に鵜久森が立ち上がる。

「できるよ。今回はまだあと1週間ある。予定と違うことがいろいろ出るかもしれないけど、その日をみんなで準備して迎えることはできる。誰かに壊された傷になるくらいなら、みんなで調子に乗った日として私はその日を刻みたい。どうかな?」

「廃屋喫茶って駄目かな?」

神楽誠が荒らされた小道具を活用することを提案する。

これに生徒たちが賛同。

一気にクラスの雰囲気が変わり、一体感が生まれた。

そして、体育館イベントの運営もクラスの協力ムードが高まり、生田も「絶対にやる」と気持ちを新たにした。

文化祭「鳳来祭」当日

「もしかして、鵜久森さん?」

喫茶店の店員をしていた鵜久森に声を掛けたのは、夫・蓮だった。

体育館では最後のプログラム、ダンス部女子の演目が始まろうとしていた。

舞台袖で待つ生田が、瑞奈に話しかける。

「ねえあんた、楽しい?今日の文化祭。」

「控えめに言って、最高かな 」

瑞奈の魂のライブ

ダンス部女子の演目が終わり、挨拶をする生田が驚きの一言を発表する。

「最後は、瑞奈さんに歌ってもらいたいと思います」

突然のことに、そんなつもりはない、と否定する瑞奈だが、クラスメートたちは瑞奈のステージのために準備を始める。

九条は鵜久森に連絡し、D組の喫茶店にいた九条の友人・夏穂に伝言を伝えてもらう。

夏穂はそれに応え、すぐに体育館に。

九条「舞台は整いました。あとは常識を覆すだけです。」

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ステージに立つ瑞奈。

「私は昔から、自分の好きなものを選んで好きなことをすると、誰かから変だと言われてきました。誰も私自身を知らないのに、皆こうあるべきだと常識を押し付けてきては、お前は変だ、変わってるって、矯正してこようとしてきました。」

「でもいつの日か思いました。そんなもんクソ喰らえだって?普通ってなんだよって。誰かと違うことしかできないなら、誰かにとって必要な人間になってやるって。」

「その気持ちに迷いそうになった時に、私がいつも聞いていた曲があります。ここから私を排除しようとした人へ。あなたの排除しようとした非常識が、あなたに拍手をさせてやります。」

「椎名林檎さんで『17』」

判明した新たな3つの真実

文化祭が無事終わり、夜の浜辺で花火をするD組生徒たち。

化学準備室では、九条が襲撃のあった夜の監視カメラの映像を確認し、以前江波を騙そうとした浜岡シュウゴが、襲撃メンバーの1人であったことが判明する。

さらに、鵜久森のこれまでの不可解な行動や、今を変えようとする積極性が、「今回はまだ1週間ある」という言葉でつながり、ある仮説に辿り着く。

「鵜久森叶は、私と同じ2周目の人生を歩んでいる―。」

浜辺では、鵜久森が東風谷に気分は大丈夫?と寄り添っていた。

東風谷はそっと自身の想いを打ち明ける。

「わたしさ、もしかしたら鵜久森さんのこと好きかもしれないんだ。」

(第5話、おわり)

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