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最高の教師|6話|ネタバレ小説風あらすじ!ドラマ”ほぼ”完全再現!

出典:日本テレビ

日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第6話のネタバレを含むあらすじをお届けします。

前半は、ネタバレ”なし”のあらすじ
後半が、ネタバレ”あり”のあらすじです。

「最高の教師」のストーリー

「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」のストーリーを紹介します。

鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉由)が、卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされる。
時を遡り目を開けると、1年前の始業式の日、九条は「30人の容疑者」である担任生徒を前に教卓に立っていた。
時を遡ったことから、九条は覚悟を決め、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと命がけで向き合っい、自分の人生と生徒の再教育をする。

1話ごとに生徒を再教育し、クラスを変え、人生を変えようと奮闘する九条。

誰が九条を突き落としたのか、そこにはどんな理由・経緯があったのか、最終回まで目が離せないストーリーです。

「最高の教師」第6話|あらすじ(ネタバレなし)

「最高の教師」第6話のあらすじです。

ここは、『ネタバレなし』ですので、ネタバレされたくない!という方は安心してお読みください。

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文化祭の打ち上げで、鵜久森は東風谷から予想外の想いを打ち明けられる。

鵜久森がその想いに返答しようとした瞬間、東風谷はつい出してしまった自身の想いに戸惑い、その場を飛び出してしまう。

鵜久森は東風谷の後を追うが見失う。

そんな中、鵜久森は自身の「2周目の人生」を思い返す。

一方、鵜久森が2周目の人生であると気付いた九条は、昼休みの化学準備室で自身の秘密「2周目の人生」を打ち明ける。

鵜久森もそれを認め、「誰にも言わずに戦うことを決めた」と2周目の人生が始まった当初の気持ちを伝える。

2人は互いに起きた不可思議な現象や、共通して「3回目は絶対にない」という確信に近い感覚があることを確かめた。

一方で、突然休学を申し出た東風谷。

九条は理由を尋ね、いつものように「私にできることは、何でもします」と告げる。

鵜久森は、この「2周目の人生」が与えられた理由について自分なりの答えを導き出す。

その時、彼女の中で叶えたかった希望のすべてが叶えられたことに気づく。

そして、もう1つ、変えようのないある感覚が鵜久森を襲うー。

「最高の教師」第6話|小説風ネタバレあらすじ

ここでは、「最高の教師」第6話の小説風あらすじ(ネタバレあり)をお届けします。

東風谷の告白と鵜久森の2周目の人生

文化祭の打ち上げで、鵜久森と2人で話す東風谷。

今まで誰にも言ったことのなかった気持ちを不意に口にしてしまう。

「私さ、もしかしたら鵜久森さんのこと好きかもしれないんだ。」

自分の発言の重さに気づき、ハッとした東風谷。

何か言おうとした鵜久森であったが、東風谷はとっさに飛び出してしまう。

鵜久森も東風谷の後を追うが、見失ってしまう。

鵜久森は思い出していた。

1周目の人生で、10月、橋の上から身を投げ、自ら命を絶とうとしたこと。

目を開けるとベッドの上にいて、半年前の始業式の日の朝に戻っていたこと。

学校では、九条だけが自分の記憶と違う様子だったこと。

不登校になる日を九条が宣言した時、九条も同じ2周目の人生を歩んでいると確信したこと。

(10月2日)九条の告白と鵜久森の確信

2023年10月2日。

九条は授業の後、鵜久森を昼食に誘うー。

化学準備室で鵜久森と2人、昼食を取る九条。

鵜久森は九条がお裾分けした”きんぴらごぼう”に舌鼓を打っていた。

そこへ単刀直入に鵜久森に尋ねた。

「私は今、2周目の人生を生きています。そしてそれは、鵜久森さんも同じですよね? 」

鵜久森は正直に認め、自分で人生を変えたいと思う一心で、誰にも言わずに戦おうと決めていたことを打ち明けた。

九条も鵜久森の気持ちを汲み取り、余計な詮索をしたことを謝罪する。

一方で、江波を化学準備室に来るよう後押ししてくれたことを感謝し、江波に起こる問題や文化祭前日の襲撃の件を知っていたことを確認した。

鵜久森は、自身が自ら命を断とうとしたことが要因と考え、九条にも同様のことがあったのかと尋ねる。

九条は、迷いながらも鵜久森に本当のことを伝える。

「私は、卒業式の日、生徒の誰かに殺されました。」

殺されることにつながるあらゆる可能性を排除しようとしていること、教師として生徒に伝えるべきことがあること。

そのために、覚悟を決めて生徒と向き合うことにしたことを打ち明けた。

鵜久森は九条の想いを受け止めた一方、避けられようのない感覚を口にする。

「でも1つだけ、確信的にわかっていることがあります。3回目は絶対にないということです―。」

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自宅の部屋に閉じこもる東風谷。

母親から友達が来ていることを伝えられるが、東風谷は部屋を出られなかった。

鵜久森は、残念そうに東風谷の家から離れた。

31歳の誕生日パーティー

夜。

九条が帰宅すると、夫・蓮、友人の夏穂と早乙女がサプライズで九条の誕生日を祝った。

31歳の抱負を求められた九条は、

「来年もこの人たちに会いたいなって思って。好きだよ、皆のこと。本当にいつもありがとう。」

と本心を吐露する。

意味を理解した蓮。

夏穂と早乙女は冗談交じりで場を笑わせた。

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解散後、ソファに座り改めて誕生日を祝う九条と蓮。

蓮は、さっき九条が「好き」といったことに驚いたと打ち明けた。

九条は、「嫌い」よりも「好き」の方が言い難いと自身の考えを語る。

「嫌いって言う言葉はさ、どんな時でもいえるし。その言葉を使い続けても、自分が何を大切にする人間なのか、何もばれることはないから、傷つくこともない。」

「でも好きっていう言葉は、自分や自分の心の中を世界にさらけ出すものだから、否定されれば傷つくし、すごく怖いよね。」

「好きってを表に出すことは、勇気だと思うから」

(10月3日)鵜久森 vs 相良

2023年10月3日。

3年D組教室

迫田竜輝が神楽誠の胸ぐらを掴み、文化祭のTシャツ代を請求してきたことに腹を立てていた。

それを見た西野が、自分たちへの当てつけかと神楽を詰める。

しかし、蓬田健斗が割って入り、相良たちのやり方を否定し、相良たちのいなかった文化祭が楽しかったことを伝えた。

教室の異様な空気を感じ取った相良は鵜久森の元へ行き、話をしようと教室の外へ連れ出す。

「鵜久森、お前変わったよね?なんつうか、楽しそうで。」

「話って、何かな?」

「ここらで、普通になんね?たぶん俺が感じるに、ここなんだよ。」

「悪かったよ。お前もさ、ずっと俺らのこと睨んで過ごすのも疲れんだろう。だから、これまでのことは一回忘れてよ。」

頭を下げる相良に鵜久森は冷静に言葉を返す。

「ごめん。心のない謝罪は受け入れられない。それに、私は一回も忘れられないよ。あなた達に言われたこと、されたこと、全部。」

「あ?じゃあ、なんで話そうと誘いに乗ってきたの?」

「私が相良君と話をしようと思った理由は1つだけ。あなたとも、目を見て話せる自分になりたかったから。」

チャイムの音。

「じゃあ。戻るね。」

その場を後にする鵜久森。

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職員室。

東風谷の親から娘の休学を相談されたと、教頭が九条に伝えた。

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帰宅した相良。

部屋には浜岡シュウゴ。

親に断って入れてもらえたとのこと。

鵜久森の件でイラついていた相良は浜岡に「消えろ」と吐き捨てる。

しかし、浜岡は

「そういう時こそ、俺の出番じゃないの?」

と何かを企む。

東風谷の想い

東風谷の自宅。

飲み物を買いに、自宅前の自販機に来た東風谷。

その時、東風谷の様子をうかがいに来た九条が話しかけてきた。

場所を移した九条は東風谷と話を始める。

そして、九条は休学の理由が体調ではないことを言い当てた。

「2024年2月21日。あなたの志望大学の法学部から、合格が告げられる日です。そしてそれまであなたは健やかに高校に通い続けます。」

これを聞いた東風谷は、星崎が言っていたことを思い出す。

「先生、もしかして星崎君が言ってたみたいに、本当に2周目のー?」

「私は、そんな未来になると信じています。」

東風谷は意を決して本心を打ち明ける。

鵜久森を自分の問題に巻き込んだこと。

鵜久森に「好き」と告白したこと。

去年学校を休んだ理由も、この心の違和感だったこと。

鵜久森の趣味のイラストが話題になったころ、謙虚にしている鵜久森を見ていい人だなって思い、そこから気がつくと目で追っていたこと。

鵜久森のことを考えると胸が温かくなって、人として好きなのか、違う好きなのかわからくて、辛くて、不安だったこと。

文化祭の後に好きと言ってしまったこと。それに返答しようとした鵜久森の言葉が怖くなって逃げてしまったこと。

鵜久森が1人で辛かった時に、自分が矛先になるのが怖くて、皆と一緒に目を背けていたこと。

そんな言う資格のない「好き」を言って、勝手に逃げたこと。

東風谷の隣に座り、肩を抱き寄せた九条が昨晩、蓮と話したことを伝える。

「ちょうど昨晩、家族と話していたんです。好きと言うのは、勇気だと。この世界には、好きという言葉を、表に出せない人もいます。言うのが怖いとわかっていながら、好きと告げたあなたは、とても勇敢だと思います。」

「東風谷さん、あなたは本当はどうしたいですか?」

「私は、本当はあの時の続きの言葉が知りたい。怖いけど、それを聞かないと、この問題が解けることがないと思うから。」

(10月4日)母親への感謝

2023年10月4日

朝、母親のきんぴらごぼうを食べて和む鵜久森と母親。

鵜久森は何かを感じ、母親に「ありがとうね」と伝える。

きんぴらごぼうのことだと思った母親は、「夕飯にも残しておくからね」と返した。

その言葉に、どこか寂しげな表情で頷く鵜久森ー。

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D組の教室。

何かを企む相良。

それを横目で訝しむ西野。

登校してきた鵜久森を、教室の前で呼び止める九条。

今日のHRをキャンセルしたので、このまま化学準備室に来るよう伝える。

鵜久森の告白

化学準備室。

鵜久森が入ると、そこには東風谷がいた。

九条は2人を残し、廊下に出た。

「ごめんなさい。私のことで、鵜久森さんに迷惑をかけて。でも、ちゃんと聞きたいと思ったの。あの時、鵜久森さんがわたしに何を言おうとしてくれてたのか。」

「なんで迷惑なんて言うの?思いのある好きを言われて、迷惑に思う訳ないよ。」

「私も1つ、東風谷さんに伝えたいことがあるんだ。私さ、今、2周目の人生を生きてるんだ。」

「それってどういう?」

「私は1度、自分で自分の1周目を終わらせてしまった。その時にも東風谷さん、私に想いを伝えてくれた。」

「私が学校に行くのを諦めて数ヶ月がたった時、東風谷さんが突然、私の家を訪れてくれた。家から出てこない私に会いに、何度も何度も。」

「そしてある日、私はその扉を開けることにした。」

橋の上で。

「東風谷さんは、私にずっと謝ってくれた。『ごめん。私が弱いから、酷い人間だった』って。それでふと、私は聞いたんだ。『なんでそんなに謝るの?』」

「『好きだから。私、たぶんだけど、鵜久森さんのことが好きだから』。その時に東風谷さんが、私にその言葉をくれた。」

「でも、私はその思いに、こんな風に返しちゃったんだ。『私なんかを好きなんて言ったら、東風谷さんに迷惑がかかっちゃうよ』」

「そのとき思ったんだ。もしかしたら私は、この先ずっと誰かの大切な想いに応えることができないのかもしれないって。そう思って目の前にあった川を見てたら、いつの間にか吸い込まれるみたいになって。」

「それじゃ。私のせいで・・・」

「違うよ。絶対にあなたのせいなんかじゃない。」

「こんな2周目なんて話を信じてくれるかどうかわからないけど。私はあれからずっと考えてた。どうして私に、この日々がもう一度与えられたのかって。その答えが今日、東風谷さんの顔みて分かった気がする。私はずっと、あなたのことを追いかけてた。先生になにか大事な話をすると聞いた日も。誰かと一緒に帰るって希望を叶えようとした日も。初めて友達になりにきたと言いに行った日も。」

「私はずっと、東風谷さんをかけ続けてた。よく誰かが言うよね。もう一度過去に戻れたとしたら何をするかって。」

「私はきっと、この言葉を東風谷さんに言うために戻ってきたんだ。ありがとうって。」

「本当に苦しくて、辛くて泣きたかった時に、好きって言ってもらえた事がどれだけ嬉しかったか。この前の海で言おうとした言葉もそれだよ。東風谷さん、本当にありがとう。あなたの想いの全てに応えることはできないかもしれない。でも、本当に嬉しくてそう思ったんだ。ありがとうって。 」

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化学準備室を出た鵜久森。

廊下で待っていた九条の元へ行き、感謝を伝える。

九条に誕生日プレゼントを渡し、さっき一番の希望が叶ったことを伝えた。

鵜久森の最後の戦い

教室に戻った鵜久森。

ロッカーを開けると一枚の紙が。

そこには、

「ーとの話をバラされたくなければ 放課後に新校舎の吹き抜け廊下へ来ること」の指示が。

何かを決心した鵜久森。

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放課後の化学準備室。

今日の日付を見て胸騒ぎを感じた九条。

鵜久森からもらったプレゼントを開けてみると、九条と鵜久森のイラストが描かれたキャンバスと1枚のSDカードが。

すぐにSDカードに入っていた動画を再生する九条。

そこには前日に撮影をした鵜久森の姿が映っていた。

「この動画を撮っている翌日、2023年10月4日。私は、私の1周目の人生を終わらせてしまった日です。」

「それで、なんでこんな動画を残しているのかというと、この前、先生と話した3回目はないと感じる感覚と同じように、この後、自分に明日が来る実感がないんです。だから、もしものことがあったらと思って、先生への想いを残しました。」

九条は、とっさに部屋を飛び出す。

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鵜久森は、工事中の新校舎へと入っていく。

九条は、D組の教室で鵜久森の鞄があることを確認し、まだ校内にいることを確信。

鵜久森は、(卒業式に九条が突き落とされる場所)新校舎の上階の廊下に到着する。

そこには1人の生徒が。

「あなたが、こんなこと…」

鵜久森は、何かを奪い取るため、「ある生徒」と揉み合いになる。

そして、フェンスにぶつかった鵜久森はそのままー。

新校舎の工事現場に到着した九条。

入ってみると、そこには頭から血を流し倒れている鵜久森がー。

彼女のその姿を見た時、九条は自然と、誰なのか、どこになのかもわからず、祈りの言葉を漏らしていた。

「お願いします。もう一度。もう一度。やり直させてください。どうか、どうかお願いします。こんな未来のために生きてきたわけじゃありません。どうか、どうかお願いします。もう一度、もう一度、もう一度、もう一度」

だが、鵜久森の死の未来は、確定したー。

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