
日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第8話のネタバレを含むあらすじをお届けします。
前半は、ネタバレ”なし”のあらすじ
後半が、ネタバレ”あり”のあらすじです。
「最高の教師」のストーリー
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」のストーリーを紹介します。
鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉由)が、卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされる。
時を遡り目を開けると、1年前の始業式の日、九条は「30人の容疑者」である担任生徒を前に教卓に立っていた。
時を遡ったことから、九条は覚悟を決め、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと命がけで向き合っい、自分の人生と生徒の再教育をする。
1話ごとに生徒を再教育し、クラスを変え、人生を変えようと奮闘する九条。
誰が九条を突き落としたのか、そこにはどんな理由・経緯があったのか、最終回まで目が離せないストーリーです。
「最高の教師」第8話|あらすじ(ネタバレなし)
「最高の教師」第8話のあらすじです。
ここは、『ネタバレなし』ですので、ネタバレされたくない!という方は安心してお読みください。
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九条と3年D組が本気で向き合った鵜久森の死。
「我々は、全力でその理由と向き合いたいと思います」
学校の記者会見で教頭が見せた覚悟に、鵜久森の母は安堵した。
そして訪れた九条に伝える。
私が知りたいのは、娘を追い込んだ”何か”ではない。あの日、娘は何をするためにあの場所へ行ったのか、最後にどんな顔をしていたいのか、ただそれが知りたい。
鵜久森の母が犯人そのものではなく、あの日の鵜久森本人のことを知りたいという思いを九条も力強く受け止める。
だが、D組ではあの日浜岡が学校に来ていたこと、浜岡と相良が繋がっていたことから、生徒たちは相良に疑いの目を向ける。
その状況に、相良も衝撃の一言を口にする。
「あいつは、俺のせいで死んだ」
異様な空気が流れる中、相良は教室を出て行ってしまう。
彼のその一言の意味とは何か。
相良と浜岡の関係は?
九条がいよいよ相良の本性に迫る・・・。
「最高の教師」第8話|小説風ネタバレあらすじ
ここでは、「最高の教師」第8話の小説風あらすじ(ネタバレあり)をお届けします。
娘の死に向き合う母
鵜久森の位牌に手を合わせる九条。
学校から遺族ときちんと向き合うよう指示されていることを明かす。
鵜久森の母も、学校の会見で「わたしたちは、その理由と向き合いたいと思います」という言葉と教師たちの想いを知り、自分ももっと向き合うべきだと打ち明けた。
位牌の横には鵜久森の写真を飾っていない。
写真を飾ることで同じ表情ばかり頭に浮かぶのではと怖くなったため、いろんな表情を思い浮かべられるよう写真を飾ることをやめた。
そして、九条にあるお願いをする。
前に九条に尋ねた、なんでこうなったのか、という疑問。
それは、鵜久森を追い込んでしまった”何か”を知りたいのではなく、なぜ彼女があの場所に行き、何をしようとしたのか、最後どんな顔をしていたのか。
ただ、それが知りたい。
九条は鵜久森の母の言葉を力強く受け止めた。
容疑者・相良
朝の職員室。
教頭は先日の記者会見を経て、警察や学校関係者の対応に奔走していた。
3年の他のクラスの担任、花村、森、林は、九条にこの件で覚悟を決めたことを伝える。
そこへ、星崎がやってきて、九条を呼び出した。
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談笑しながらD組の教室に入った相良と迫田は、生徒たちに一斉に睨まれる。
席に座った相良に東風谷が鋭く切り込んだ。
「浜岡さんと仲いいの?鵜久森さんの事件があった日、この学校に来てたの」
東風谷が見せた浜岡の写真に、相良は言葉を失う。
*****
そのころ、星崎も事件のあった日の浜岡の映像を九条に見せていた。
東風谷にこのことを話したら、話が予想外広がってしまったことを伝えた。
これに、九条は驚き、すぐに教室へ向かう。
「あいつは、俺のせいで死んだ」
教室では、相良への疑念が増していた。
江波は、画像が送られてきてすぐ浜岡に電話したが出ず、実家にかけたら、最近相良の家に行っていると言われたと明かした。
「浜岡ね。仲良しだよそいつ」
相良の言葉に、クラスの空気が変わる。
そこへ、九条が現れ、話を断ち切ろうとするが、東風谷は真相に近づいていることを理由に相良への追及を続ける。
「相良君、浜岡さんとはどんな関係があるの?鵜久森さんがこんなことになったの、あなたのせいなの?」
相良は衝撃の返答をする。
「あいつは―。俺のせいで死んだ」
九条や東風谷が言葉の意味を説明するよう迫るが、相良は
「説明できねぇ」
と言い、教室を出ていく。
迫田も出ていき、東風谷が追おうとするが、九条が制止。
「落ち着きましょう。相良君はあの出来事を直接自分が起こしたとは言っていません。憶測でさまざまなことを決定するのはやめましょう」
迫田の思い
「なに付いてきてんだよ。こういうのが一番うぜーから」
「あ?あのまま教室いてもだるい空気だったの目に見えてたろ。だったらサボった方が断然いい」
一緒に歩く迫田に相良は「だったらついてくるな」と一蹴。
見かねた迫田は、本心を相良にぶつかる。
「いいのか!なんかドツボにはまってんだろお前?」
「くっそだりぃ。てか、マジで俺がやってるかもしんねぇんだぞ」
「金持ちのボンボンのガキが1人でそんなことできっかよ」
これに相良が反応。一色触発の空気に。
すかさず、九条が仲裁に入る。
九条は急遽休暇にしたことを明かし、相良が発した「説明できない」という言葉の意味、相良が何に追い詰められているのか、話を聞きに来たと説明した。
相良が立ち去ったあと、迫田が九条を呼び止める。
*****
教室では、江波のスマホに浜岡から着信が入る。
電話に出た江波は、スピーカーモードにして浜岡と話し始める。
江波は、単刀直入に鵜久森が亡くなった日、浜岡が学校にいた理由を問いただす。
「あいつは俺の仲良しのお得意様だ」
浜岡は相良と関係があることを認めた。
*****
「あいつは事件をやってねぇ」
なぜそう思うのかと尋ねる九条に、迫田は相良の笑い方を指摘した。
「あいつが最近異常に笑ってるから」
「やべぇことしてる時も確かに笑う。でも今のあいつの笑い方はぶ壊れそうな自分を防ぐ時の笑いだ。だからあいつ今、何かでぶっ壊れそうになってると思う」
「都合のいいこと言ってんの分かってる。なんでもするって言ったよな。あいつを救ってやってくんないか?」
向坂の思い
閉店後のべすとほっぷ。
店長の早乙女と九条の友人・夏穂が瓜生と向坂から相良に関する一連の話を聞いた。
警察に通報しろという夏穂に、向坂は真っ向から反対。
「俺ら一緒に遊んでたんですよ、その相良ってやつと。まあ、今はちょっとアレな関係ですけど。まだ何も絶対とは言えない段階で、背負いきれない罪に指指される状況をつくるのは嫌で」
九条から相良へ最後通告
相良の自宅を訪れた九条。
豪華絢爛なリビングで相良と2人、話を始める。
相良は、「警察に連行される動画でも撮るか?」と鼻で笑う。
「『5年前の葬儀の時も、あいつは同じように笑っていた』迫田君がそう言ってました。そして彼に言われました。あいつを救ってくれと。」
「あなたのお母様が亡くなった時のことを、迫田君から伺いました。突然の事故でお母さんを亡くしてしまった友人にどういう言葉をかけようか、迷いながら葬儀に行くと、そこには照れくさそうに笑顔を見せるあなたがいたと。その笑顔を見た迫田君は初めて親を失うことの辛さを反対に痛感してしまったそうです。そして今、あの時と同じ笑顔を見せるあなたがいると。」
「おい!なんなんだテメェ!いろいろやらかしたやつにも悲しいことがあったなら、手を差し伸べましょうってきたか」
迫田からの救ってくれというお願いを断ってきたという九条。
「どんな理由や過去があったにせよ、あれだけ周りの人を傷つけ、わがままを押し付けた人間に、その行いを覆す方法はないと伝えました。あなたたちこそ、助けてという思いを顔に浮かべた人たちに手を差し伸べたことはあるのかと」
そして九条は、ここに来た理由を
「話を聞きに来た。鵜久森さんのことを自分のせいだと言った、その意味を」
とした。
さらに、やってしまったことは許されることはない、永遠に消えることはない、と断言した。
この言葉に相良は鵜久森に言われたことを思い出す。
「わたしは一回も忘れられないよ。あなた達に言われた事、された事」
相良が鵜久森に言われたこと、これまでの自分のやり方、クラスが持っているであろう自分への印象を話し始めた。
しかし、自分を守ろうと言い訳をする相良に、九条は相良が目をそらしてきた心の奥底を痛烈に突く。
「なぜそうやって、目先のプライドを優先して弱さを隠すんですか?自分のせいだと教室で漏らしながらも、すぐに本音を隠して、笑顔を見せたのはなぜですか?」
「傷つく人がいるのが分かっていながら、なんで自分のプライドを大事にできるんですか?私たちは、覚悟を持って自分の弱さを口にした。彼女の強さを目の当たりにしたんではないですか?」
「弱さを見せる覚悟はありますか?その覚悟があるならば、明日必ず学校に来てください」
「これが、あなたが変わる最後のチャンスです」
九条が気づいた相良の本質
夫・蓮に相良の家まで迎えに来てもらった九条。
蓮も気が気ではなく、近くまで来ていたことを打ち明けた。
九条が気づいた相良の”歪み”の本質。
これを表に出すことが必要だと、明日の相良の覚悟にかかっていると期待を寄せていた。
相良の弱みと問題児集団の謝罪
翌日。D組のHR。
遅刻してきた相良。
「ビビった。今日ここに来ることを」
そう釈明するも、神楽が口火を切る。
「今、ちょっとお前の話になってたんだ。昨日言ってた『俺のせいで死んだ』って言葉、あれどういう意味なんだ?」
「鵜久森が、何か危険を冒そうとしたのは、俺のせいだ。あいつはずっと、何か変えようとしてた。その変えたいと思う空気を作ってたのは、俺だ。あいつはその空気を変えるために、あの日、何かと戦おうとあんなとこに行ったはずだ。だから俺のせいと思った」
そして、あの事件を起こしたのは自分ではないと否定した。
相良は、クラスへの嫉妬が原因で、浜岡に教室を襲撃させたことを告白した。
さらに、鵜久森と2人で話をした日、鵜久森に言われた言葉で、自分は特別じゃない、むしろ最低な人間であることを痛感したと。
その時、浜岡から何かしてやろうかと誘われたが、断ったことも明かした。
そしてこれまでのクラスへの酷い仕打ちに対し、何度も謝罪した。
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この姿に、迫田が立ち上がり、相良の隣で土下座する。
「俺はもっとひでぇ。俺はただこいつと一緒に楽しくあれば、それでオッケーと思ってた。もっと自分勝手でもっと最低なクズだ。すまねぇ」
「けど、ここを逃したら、こいつら全部さらけ出した時に、一緒に謝らなかった一生後悔すると思った。本当にすまねぇ」
向坂と瓜生も立ち上がり、これまでのクラスへの酷い言動に対し、土下座をした。
友人たちの姿に相良も土下座し謝罪した。
「本当にすまなかった」
そして、憶測で話していた生徒たちも相良に対して謝罪した。
その姿に相良本人が驚きを隠せずにいた。
九条が生徒たちに語り掛ける。
「皆さん、今この教室で話された『本当』をどう受け止めるのかはそれぞれだと思い。許す、許さないはそれぞれあっていい。大事なのは、考え続けることだと私は思います。」
鵜久森に本気で向き合う相良
放課後、鵜久森の自宅を訪れた九条と相良。
相良は、鵜久森の母に彼女に酷いことをしていたことを告白。
鵜久森の母は、娘が過去に相良のことを話していたことを明かした。
ずっと相良のことをすごい同級生だと自慢していたことを。
相良は、母親に断り、鵜久森の位牌の前に行く。
そこに写真がないことに気づく。
九条は、彼女の顔を想像するよう促す。
しかし相良は鵜久森の泣いている顔、無理に笑っている顔しか出てこないことに気づく。
それでも、鵜久森に何度も「ごめんなさい」と謝る相良。
顔は涙でぐしゃぐしゃになり、それでも鵜久森の位牌の前で謝り続けた。
迫田・向坂・瓜生の逆襲
浜岡の潜伏先。
浜岡が仲間の帰りに振り返ると、そこには迫田、瓜生、向坂が。
「よくもうちの大将が疑われるような真似してくれたな。浜岡、鵜久森の事件の日、なんで学校にいたんだ?」