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最高の教師|全話|ネタバレあらすじ・感想・考察

出典:日本テレビ

日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」全話のネタバレを含むあらすじ、感想、考察、犯人予測などをお届けします。

「最高の教師」のストーリー

「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」のストーリーを紹介します。

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鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉由)が、卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされる。

時を遡り目を開けると、1年前の始業式の日、九条は「30人の容疑者」である担任生徒を前に教卓に立っていた。

時を遡ったことから、九条は覚悟を決め、自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと命がけで向き合っい、自分の人生と生徒の再教育をする。

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誰が九条を突き落としたのか、そこにはどんな理由・経緯があったのか、最終回まで目が離せないストーリーとなっています。

「最高の教師」全話|ネタバレあらすじ

ここでは、「最高の教師」全話(第1話~最終話)のネタバレあらすじを紹介します。

「最高の教師」第1話|ネタバレあらすじ

卒業式の日、担任生徒の誰かに突き落とされた担任教師・九条里奈(松岡茉優)。

地面に落ちるその瞬間、時を遡り、気づくと1年前の始業式の日、教壇の上に立っていた。

1年前に戻ってきたことを自覚した九条は、この1年を変えるため、最初のHRで生徒に宣言する。

「生徒が今、心から困っていることに絶対に寄り添う。学業、友人関係、恋愛、家庭、全てについてあなたたちのために私は何でもする」と。

これをいいことに、生徒は九条にわがままを言うようになる。

1回目の人生でいじめが原因で亡くなった鵜久森叶は、九条に対し

「寄り添うだけで私たちの世界を変えられると本当に思っているなら、私は心底軽蔑します。」と痛烈な一言。

さらに、瓜生からのお願いで九条は50万円を貸すことに。

しかし、相良たちによる企みで騙し取られたことを知った九条は50万円を取り戻し、自分の甘さを認識。考えを改める。

別の日の放課後、クラスでは鵜久森に対する公開裁判が行われ、鵜久森に対し耐え難い罰が与えられる。

ここで、九条が教室に登場。

事前に設置した隠しカメラや盗聴器によりすべてを把握していた九条は、死を覚悟した再教育を始める。

鵜久森を救い、他の生徒全員を痛烈に批判。

鵜久森は涙ながらにいじめを受けた経緯、思い、痛みを初めて明らかにする。

全容を知り、九条は改めて全生徒に伝える。

「この後、鵜久森さんに何かしようとしたら、私が何でもやりますんで」

その夜、九条は自宅の玄関に入る直前、思い出す。

この日、夫・蓮から離婚を突き付けられることを。

「最高の教師」第2話|ネタバレあらすじ

自宅に帰り、九条が部屋に入ると、テーブルに置かれた離婚届と椅子に座って待つ夫・蓮の姿が。

最初の人生と同様、離婚届を突き付けられてしまう。

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友人・夏穂に相談した帰り、突然目出し帽を被った黒づくめの2人に鞄をひったくられそうになる。

どうにか鞄を守った九条は、2人の足元を見て、担任生徒であると気付いた。

その様子から、九条は襲った2人を向坂俊二と瓜生陽介に絞る。

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週明け、鵜久森はクラスメイトから普通に声を掛けられ驚いた。

昼休み、工学研究会の部室で問題児グループ8人がたむろい、週末に立ち上げた「九条里奈対策委員会」とするSNSグループで盛り上がっていた。

他方、九条襲撃を失敗した瓜生と向坂が相良に詰め寄られる。

放課後、居酒屋で新しくバイトを始めた瓜生。

店主の早乙女に声をかけられたことがきっかけであった。

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帰宅後、今月のバイト代を母親に渡す瓜生。

金額がいつもより少ないことにキレる母親。

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翌朝の登校時、鵜久森は瓜生の様子がおかしいことに気付き、昼休みに九条に伝える。

九条は、放課後に家庭訪問と称して瓜生の家を訪れ、瓜生の学校での様子について母親と話をする。

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数日後、瓜生は、バイト先から前借した金を母親に渡し、卒業まで今の学校にいさせてほしいと懇願する。

しかし、母親はそれを一蹴。

新しい洋服のために使うと言い放つ。

絶望に打ちひしがれる瓜生の元に、九条が現れる。

そして、母親を巻き込んだ九条の再教育が始まった。

さらに、友人である向坂俊二も駆けつけ、瓜生と母親に思いを伝える。

最後に、瓜生が今まで心に蓄積させていた母親への思いを一気に爆発させた。

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翌日の放課後、クラスメイトを待つ鵜久森の元に現れたのは、瓜生と向坂。

二人はこれまでのことを謝罪し、一緒に帰ろうと誘う。

そして、バイト先に着いた瓜生と付き添いの向坂は予想外の事実を知る。

さらに詳しいネタバレあらすじは、以下のページにあります!

「最高の教師」第3話|ネタバレあらすじ

2023年6月5日、教室の黒板に「九条里奈を殺害する」の文字が。

他のクラスや教員の間でも話題となり、職員室で他の教員に謝罪する九条里奈。

鵜久森や他の生徒は相良たちの仕業だと思っていたが、相良たちはこれを否定する。

そして、さらに九条を追い込むため、相良は成績優秀な阿久津由利と東風谷葵に頼み事をする。

放課後、下校中の眉村紘一と日暮有河の前に現れたのは九条。

九条は、監視カメラの作動停止状況から工学研究会の2人の仕業だと推測。

彼らを化学準備室に連れていき、殺害予告の理由を問いただす。

眉村と日暮は白状するが、今自分たちが苦しんでいるのは九条の責任だとして、責任を取るよう求める。

九条は、1回目の人生で2人に起きたことを告げ、あなたたちが本気で変えたいというのであれば、私が何でもすると伝えた。

一方で、瓜生と向坂はバイト先の店主・早乙女と、客として来ていた九条の友人・夏穂に殺害予告の件で相談する。

夏穂は、ある人に連絡する。

九条が帰宅すると、夫・蓮から学校でのことを心配される。

驚く九条だが、ここでは特に相談はしなかった。

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朝、九条が職員室に行くと教頭の我修院から「担任変更の嘆願書」が提出されたと説明する。

発起人の阿久津と東風谷の親からもお願いされたということで、教頭は九条に謹慎を言い渡す。

学校を後にする九条。

それを見た3年D組の生徒は歓喜に沸くが、鵜久森は九条の後を追いかける。

九条に追いついた鵜久森。

九条は、今回の件で鵜久森に頼りたいと提案。

鵜久森も九条の気持ちを汲み、決意する。

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下校時、眉村と日暮の前に九条が現れる。

そして、九条の魂の授業が始まる。

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時を同じくして、放課後の学習スペース。

自習中の阿久津と東風谷の元を訪れた鵜久森は、九条の担任変更のことで話を始める。

鵜久森は思いのままを話し、2人に友達になってほしい、後ろめたい気持ちを持ちながら生活することを一緒に止めよう、と熱く語りかける。

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翌日、眉村と日暮は相良と迫田に、阿久津と東風谷は金澤と江波に、反旗をひるがえすー。

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夜、帰宅した九条は、夫・蓮から晩酌に誘われる。

そこで、離婚の理由を説明され、離婚を撤回してほしいとお願いされる。

九条は快諾し、これからは何でも話を聞くという蓮に、ついに秘密を打ち明ける。

さらに詳しいネタバレあらすじは、以下のページにあります!

「最高の教師」第4話|ネタバレあらすじ

離婚の話を撤回した夫・蓮に、九条は最大の秘密を打ち明ける。

「私ね、いま2周目の人生なの」

蓮は、書斎の奥にある3年D組の表に未来の日付の入った付箋が貼ってあったことを思い出し、九条が2周目の人生を過ごしていることに合点がいった。

「どの子が一番犯人の可能性があるかわかってるの?」と聞く蓮に、九条は黙って頷いた。

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約1ヶ月の月日が流れた、2023年7月6日。

昼休み、突然校内放送が鳴り、江波が化学準備室に呼び出される。

西野は、九条を排除するきっかけを掴んでくるよう江波に指示する。

化学準備室に来た江波に、九条は単刀直入に問いかけた。

「昨晩、浜岡シュウゴさんという方から交際を申し込まれましたか?」

驚く江波を見て確信した九条は、浜岡と金輪際関わりを断つように指示する。

続けて、江波に衝撃の未来を伝えた。

「2023年8月31日。夏休みの最終日。江波さんが持っていたカッターナイフで浜岡さんを刺すことになる日です。」

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カフェで考え込む江波。

「江波、この店好きなの?」

声をかけてきたのは栖原だった。

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夜、九条の自宅では、犯人の可能性が高い生徒について蓮と話していた。

蓮「なんでその江波さんという子が一番可能性あると思ったの?」

九条は、江波が犯人である可能性が高いと考えた理由を説明する。

江波が警察に連れていかれ、迎えに呼ばれたのが担任の九条だったと、一度だけ頼られたことを明かす。

迎えに行った九条に、江波は「居場所がない」と吐露。

苦しそうに話す彼女に、九条は自分が入ることで両親との関係がより悪くなるのでは、と彼女と向き合わない理由ばかりを並べ、見えているものを見ぬふりをした。

だから、江波にだけは突き落とされても仕方ないと。

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江波が帰宅し、テーブルにある料理を食べてもいいかと母親に尋ねるが、母親は冷めた態度で「外で食べてこなかったの?」と逆質問。

一転、ソファに座る妹・ミキには模試の結果や部活の活躍を褒めちぎる。

ミキがリビングを出ると、母親は冷めた目で江波を見て、「で、結局食べないの?」。

江波もたまらず断った。

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週末、書店から出てきた、鵜久森、阿久津、東風谷、星崎の4人。

道を歩いていると、栖原たちと遭遇。

栖原は一緒にバンド活動をしている浜岡を紹介した。

浜岡は全員を食事に誘う。

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カフェでは、西野美月、野辺桐子、金澤優芽、江波の4人が談笑していた。

1人浮かない顔の江波。

江波は、「先日九条に呼ばれた時、みんなと過ごすこの時間もこの場所も私の居場所じゃないって言われた気がして」、と九条との面談が心に引っかかっていたことを打ち明ける。

「私たちって、何があっても、ずっと友達だよね?」

この一言に3人は笑い出す。

西野「友達なんて、そうだよねって確認しようとした時点で、すでに破綻してるんじゃない?」

予想外の反応に目を伏せる江波。

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瓜生と向坂がバイトするべすとほっぷ。

鵜久森たちを連れた浜岡が来店。

食事が進んだころ、浜岡は江波に告白したことを栖原に打ち明けた。

浜岡がそろそろ店を出ようと席を立ちあがった瞬間、九条が来店。

驚く生徒たち。

九条は浜岡を店の奥に呼び出し、頭を下げ、単刀直入に浜岡にお願いする。

「お願いします。江波美里さんから手を引いてもらえないでしょうか?」

驚く浜岡と生徒の面々。

この時、星崎が手元にあった自分のビデオカメラの録画ボタンを押す。

九条は、浜岡が江波に何をしようとしているか、すべて知っていると伝え、彼女との関わりを断つよう再度お願いする。

その時、浜岡のスマホに江波からメッセージが。

”会いたい”

「関係ない奴がしゃしゃり出てくるな」

そう九条に吐き捨て、店を出ていった浜岡。

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閉店後のべすとほっぷ。

九条は、栖原を残し、衝撃の未来を伝える。

「2023年9月4日、栖原君が退院直後の浜岡さんを襲うことになる日です。」

「本日、浜岡さんとの交際を了承した江波さんは、彼との関係を自分の居場所と捉え、彼に依存するように寄り添うことになる。そしてその思いにつけ込み、浜岡さんは自身が管理するマッチングサイトへ彼女を送り込むことを始めます。」

「しかし、見つけた居場所がただ道具として扱われる場所だったと確信した彼女は浜岡さんを刺してしまう。」

「あなたは今、その浜岡さんの企みに薄っすら気づきながらも、見て見ぬふりをしようとしていませんか?江波さんに思いを寄せているにもかかわらず。」

そして、「そんなこと起きるわけないと思っていても、実際に起きてしまったら、あの時こうしていればと後悔の念を抱く。それだけは間違いないと思いませんか?」と畳みかける。

この時、店の片隅に残された星崎のビデオカメラが一部始終を録画していた。

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江波が九条の指示で化学準備室を訪れる。

九条は、監視カメラを取り出し、浜岡が良く行く居酒屋に設置していたものだと明かす。

そして、手元のノートパソコンに浜岡の会話が収められているとして、聞くかどうかを尋ねた。

江波は意を決して聞くことを選択。

パソコンからは、浜岡が江波を利用しようとする衝撃の内容がー。

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学校を飛び出した江波は、傷心しながらも行きつけのカフェに。

すると、店員から1枚のメモを渡された。

メモに従って公園に行くと栖原が。

栖原は、江波を救う熱いメッセージを語りかけた。

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こうして1学期が終わり、2学期が始まるころ、衝撃の展開が。

相良の自宅に突然入ってくる浜岡。

「全然美里がツレないんだけど。話違うじゃん、相良君」と愚痴をこぼす。

さらに、学校で勉強をしている鵜久森、東風谷、阿久津の元に星崎が現れ、べすとほっぷに忘れたビデオカメラに偶然九条と栖原のやり取りが映っていたと暴露。

九条がタイムリープしているのではと推理した。

さらに詳しいネタバレあらすじは、以下のページにあります!

「最高の教師」第5話|ネタバレあらすじ

2023年9月1日。2学期始業式。

九条は、HRで1ヶ月後の文化祭で体育館イベントの運営を3年D組が担当することが決まったと報告。

そして、運営責任者に瑞奈を指名した。

生徒たちは次々と協力を申し出て方向性が決まっていく。

鵜久森もクラスTシャツのデザインを任された。

しかし、生田やよいがそんな空気を一変させる。

「イベントの責任者やんなら、有名人風吹かせて、いつもの変人ムーブで私たちの青春ぶち壊すのだけは止めてね。」

瑞奈はその一言に嫌気がさし、教室を出て行ってしまう。

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教室を出た瑞奈は、学習スペースで九条と出くわす。

九条は瑞奈に、1つのお願いをする。

「彼らの常識を壊してくれませんか?」

「今日から28日後、文化祭の前日、ある問題が生じ、今年の文化祭はなくなります」

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昼休みの化学準備室。

星崎は九条と青春について話していた。

星崎は九条の青春に対する見解に納得し、「さすが、人生2周目の人は言うことが違うわ」と、鎌をかけてきた。

九条は予想外の一言に驚くも、そんなわけないと否定する。

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放課後、プロのアーティストである瑞奈の学校名などが特定されたというスクープ記事が報じられた。

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昼休みの化学準備室。

チャイムと同時に苛立った瑞奈が現れる。

と同時に、九条の友人・早乙女が文化祭の備品配達で化学準備室を訪れた。

早乙女は、自身が文化祭直前に高校を中退した経験を踏まえ、瑞奈に「死んでも参加した方がいい」と主張。

瑞奈も早乙女の話を聞き、気持ちが前向きになっていった。

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文化祭9日前

着々と文化祭の準備が進む中、教室の雰囲気に嫌気がさした相良がある人物に電話し、ある計画を早めるよう指示する―。

その夜、黒づくめの4人が鳳来高校に侵入。

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文化祭8日前

朝、生徒たちが登校すると、3年D組が準備していた喫茶店の小道具や装飾が破壊されていた。

教室の様子を見た九条は、緊急のHRを開くことを提案し、荒らされた机と椅子のみを元に戻すように指示。

そして、九条は学習スペースに座ってうなだれる瑞奈に寄り添い、瑞奈を励まし、鼓舞した。

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九条と瑞奈は教室に戻り、緊急のHRが始まった。

九条は、瑞奈に対する「変人」、「調子に乗っている」というイメージを改めるよう生徒全員に説く。

生田は終始、瑞奈を変人扱いし、苛立っていたが、瑞奈の文化祭に対する想いを知り、九条の説得に耳を貸すようになる。

鵜久森も「今回はまだあと1週間あるから、大丈夫」とクラスメートを鼓舞。

神楽誠が荒らされた小道具を活用する案として『廃屋喫茶』を思いつくなど、一気にクラスの雰囲気が変わり、一体感が生まれた。

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文化祭当日

体育館イベントのダンス部女子の演目が終わり、挨拶をする生田が驚きの一言を発表する。

「最後は、瑞奈さんに歌ってもらいたいと思います」

突然のことに、そんなつもりはない、と否定する瑞奈だが、クラスメートたちは瑞奈のステージのために準備を始める。

九条の友人・夏穂にも手伝ってもらい、

「舞台は整いました。あとは常識を覆すだけです。」

九条は瑞奈にバトンを渡した。

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文化祭は成功裏に終わり、D組生徒たちは夜の浜辺で花火を楽しんだ。

化学準備室では、九条が襲撃のあった夜の監視カメラの映像を確認し、以前江波を騙そうとした浜岡シュウゴが、襲撃メンバーの1人でだったことが判明。

さらに、鵜久森のこれまでの不可解な行動や、今を変えようとする積極性が、「今回はまだ1週間ある」という言葉でつながり、ある仮説に辿り着く。

「鵜久森叶は、私と同じ2周目の人生を歩んでいる―。」

浜辺では、鵜久森が東風谷に気分は大丈夫?と寄り添っていた。

東風谷はそっと自身の想いを打ち明ける。

「わたしさ、もしかしたら鵜久森さんのこと好きかもしれないんだ。」

さらに詳しいネタバレあらすじは、以下のページにあります!

「最高の教師」第6話|ネタバレあらすじ

文化祭の打ち上げで、鵜久森と2人で話す東風谷。

今まで誰にも言ったことのなかった気持ちを不意に口にしてしまう。

「私さ、もしかしたら鵜久森さんのこと好きかもしれないんだ。」

何か言おうとした鵜久森であったが、東風谷はとっさに飛び出してしまう。

鵜久森も東風谷の後を追うが、見失ってしまう。

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2023年10月2日。

化学準備室でいつものように鵜久森と昼食を取っていた九条は、鵜久森に2周目の人生であることを告白。

鵜久森に対しても同じ2周目の人生かと尋ねる。

鵜久森は正直に認め、この2周目の人生について避けられようのない感覚を打ち明けた。

「でも1つだけ、確信的にわかっていることがあります。3回目は絶対にないということですー。」

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2023年10月3日。

3年D組教室

迫田竜輝が神楽誠の胸ぐらを掴み、文化祭のTシャツ代を請求してきたことに腹を立てていた。

蓬田健斗が割って入り、相良たちのやり方を否定し、相良たちのいなかった文化祭が楽しかったことを伝えた。

教室の異様な空気を感じ取った相良は鵜久森の元へ行き、話をしようと教室の外へ連れ出す。

相良は鵜久森に口先だけの謝罪をするが、「心のない謝罪は受け入れられない」とバッサリ拒否される。

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職員室では、東風谷の親から娘の休学を相談されたと、教頭から九条に伝えられた。

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帰宅した相良はイラついていた。

部屋では浜岡シュウゴが親に断って相良の帰りを待っていた。

鵜久森の件でイラついていた相良は浜岡に「消えろ」と吐き捨てる。

しかし、浜岡は

「そういう時こそ、俺の出番じゃないの?」

と何かを企む。

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飲み物を買いに、自宅前の自販機に来た東風谷。

その時、東風谷の様子をうかがいに来た九条が話しかけてきた。

場所を移した九条は東風谷と話を始める。

そして、東風谷は意を決し、九条に今まで誰にも言ってこなかった悩みを打ち明けた。

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2023年10月4日。

何かを悟っていた鵜久森は、朝、母親に感謝の気持ちを伝える。

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D組の教室。

何かを企む相良とそれを横目で訝しむ西野。

登校してきた鵜久森を、教室の前で呼び止める九条。

今日のHRをキャンセルしたので、このまま化学準備室に来るよう伝える。

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化学準備室。

そこには東風谷が。

九条の計らいで東風谷は鵜久森と2人で話を始める。

鵜久森は、東風谷の想いを知り、2周目の人生であることを打ち明ける。

そして、1周目の人生でも東風谷が思いを告げてくれたことを伝え、感謝の気持ちを伝えた。

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化学準備室を出た鵜久森。

廊下で待っていた九条の元へ行き、感謝を伝える。

九条に誕生日プレゼントを渡し、さっき一番の希望が叶ったことを伝えた。

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教室に戻った鵜久森。

ロッカーを開けると一枚の紙。

そこには、

「放課後に新校舎の吹き抜け廊下へ来ること」の指示が。

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放課後の化学準備室。

今日の日付を見て胸騒ぎを感じた九条。

鵜久森からもらったプレゼントを開けてみると、九条と鵜久森のイラストが描かれたキャンバスと1枚のSDカードが。

すぐにSDカードに入っていた動画を再生する九条。

そこには前日に撮影をした鵜久森の姿が。

九条は、とっさに部屋を飛び出す。

D組の教室で鵜久森の鞄があることを確認し、まだ校内にいることを確信。

新校舎の工事現場に到着した九条。

入ってみると、そこには頭から血を流し倒れている鵜久森がー。

さらに詳しいネタバレあらすじは、以下のページにあります!

「最高の教師」第7話|ネタバレあらすじ

10月7日。

鵜久森が亡くなってから3日、鳳来高校は休校措置が取られた。

九条は、自宅の寝室で一人憔悴していた。

夫・蓮に促され、夜に予定されていた鵜久森の葬儀に出席することを決める。

鵜久森の葬儀に訪れた九条は、鵜久森の母から娘が九条のことを慕っていたことを伝えられ、娘が笑って学校に行ける日々を作ってくれたことに感謝された。

そして、母親から娘の死の真相を知りたいという希望を感じ取った。

帰宅した九条は、夫・蓮からも力強い支えの言葉をもらい、前を向くことを決心。

10月10日。

休校明けの職員室では、教頭の我修院から警察の見解が九条を除く全教員に伝えられた。

「状況的な判断でしかないんですが、この件は事故、もしくは自らが選んで起こした出来事だ」と。

同じ時刻、九条は鵜久森の自宅で線香をあげ、鵜久森の母になんでこんなことが起きたのか、全力で向き合うことを伝えた。

職員室に到着すると、全教員が集まって話をしていた。

警察の見解を聞いた九条は、ノートPCを取り出し、4月に行われた鵜久森の公開裁判を全教員に見せた。

監視カメラを教室に仕掛けたことを告白。

鵜久森がこの日から自分の力で戦い、この日々を鵜久森自身の勇気で変えていったことを、教頭をはじめ全教員に訴えた。

「大人が見ている表面的な世界だけで、結論を付けるべきではないと知ってもらいたくて。彼女の身に何が起きたのか、それを知るために私たちは、何でもしなくてはならないということです。」

九条は、教員たちへ変化を促した。

そして、全教員がカメラで見守る中、魂のホームルームが始まる。

29人の生徒全員に今回の件について、全力で向き合うことをお願いし、夕方に行われる学校からの発表までにクラスとして結論を出すよう指示。

一方で、教頭は校長との電話で、警察の見解を伝え、それに準じた発表をすることを勧められる。

教頭はその指示に腹立たしく思い、電話を切った後、テーブルを拳で叩きつけた。

そこへ、九条が現れる―。

他方、3年の他のクラスを担任する3人の教師が一室で話し合っていた。

向き合うことが怖いと吐露する林に、花村は

「私だってそうだよ。でも、さっきの九条先生見て思ったんだよ。私が選んだ職業は教師なんだなって。もう生徒の前で逃げることは許されないんだって」

と教師としての原点を思い出していた。

そして、3人の教師が教頭と九条のところに着いたとき、教頭は意を決した。

「じゃあ、ね。為すべきことをしに行きますか」

教頭と3年の担任4人がD組の教室を訪れ、教頭が教壇に立ち、今回の件について話を始めた。

とそこへ東風谷がクラスで話し合った結果を説明し始めるが、教頭がそれを制止。

「皆さんの顔を見れば、どんな結論が出たかわかります。しかし、生徒がすべきなのは、考えることまでです。この結論は、生徒の皆さんに言われたから出したとなってはいけません。責任を背負うのは我々大人です。今回の件について、学校として向き合わせてください。お願いします。」

全てを背負う覚悟で生徒に頭を下げる教員一同。

職員室に戻った教頭は、九条に記者会見は一人で行うことを伝え、今年の漢字「鱓(うつぼ)」に込められた思いを話した。

「ウツボって自分より大きな敵にも口を開いて立ち向かうらしいんです。叶いましたね、今年の漢字」

記者会見に臨む教頭。

警察の見解を伝える一方で、鵜久森が誰よりも強く生きようとしていたことを説明。

学校として、この問題に全力で向き合うことを伝えた。

そして、全ての責任を生徒や教員ではなく、教頭自身が受け止めることを説明。

記者たちに憶測で言葉を投げかけることを止めるようお願いした。

その夜、東風谷の家を訪れた星崎が持ってきたノートPCで衝撃の映像を見せる。

そこに映っていたのは、鵜久森が事件に遭った日の朝、高校の制服を着た浜岡が登校している様子だった―。

さらに詳しいネタバレあらすじは、以下のページにあります!

「最高の教師」第8話|ネタバレあらすじ

朝、教室に入った相良と迫田は、クラスから睨まれた。

東風谷が鵜久森の事件があった日の浜岡の写真を見せ、相良に浜岡との関係を問いただす。

相良は浜岡と仲良しだと答え、クラスの空気が一変する。

瓜生が相良に掴みかかり、迫田も加勢して一色触発の空気になるが、星崎から事情を聴いた九条が教室に駆けつけ、憶測で話をすることをやめるよう一喝する。

しかし、東風谷は真相に近づいていることを理由に相良への追及を続けたところ、相良が衝撃の一言を言い放つ。

「あいつは、俺のせいで死んだ」

教室を出ていく相良と迫田。

帰る途中、迫田は相良に本心をぶつけ、一色触発の空気になる。

しかしここでも九条が駆け付け、仲裁に入るとともに相良にいつでも話を聞く準備は出来ていると伝える。

相良が去った後、迫田は九条に「あいつを救ってほしい」と頼み込む。

一方、浜岡から着信のあった江波。

生徒たちが見守る中、江波が浜岡に相良との関係を問いただすと、

「あいつは俺の仲良しのお得意様だ」

と、相良と関係があることを認めた。

夜、相良の自宅を訪れた九条。

九条はここで相良に最後通告ともいえる「相良自身が変わる最後のチャンス」を伝える。

翌日、相良はクラスからの追及に、今回の鵜久森の事件に関して浜岡には何も指示していないことを打ち明ける。

そして、自身の弱みを告白しクラスに対し心からの謝罪をした。

それに心打たれた迫田、向坂、瓜生も、これまでのクラスへの酷い仕打ちに対し、土下座して謝る。

さらに、鵜久森の自宅を訪れた九条と相良。

相良は鵜久森の母から生前、彼女が相良のことを自慢していた事実を知る。

相良は鵜久森の位牌の前に行き、涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、何度も何度も謝罪した。

そして、事態は動く。

浜岡のアジトを見つけた、迫田、向坂、瓜生。

鵜久森の事件の日の真相に迫る―。

「最高の教師」第9話|ネタバレあらすじ

西野から頼まれて学校に忍び込んだと白状した浜岡。

迫田たちに鵜久森の件を問い詰められ、浜岡は逆上して逃げ出してしまった。

瓜生は、九条に報告。

九条は、鵜久森が誰にも知られたくない”何か”を守るために1人で新校舎の工事現場に行ったのではと推測した。

翌日、鵜久森の母親が現在の調査状況と事件のあった現場を訪れるために学校に訪問していた。

九条は、西野たちから話を聞こうと思っていたが、西野、野辺、金澤の3人は登校しなかった。

これに嫌な予感を感じた九条。

”最悪”が起きてはいけない、と教室を飛び出した。

教頭の指示もあり、D組の生徒や、手の空いている教員たちも一斉に捜索を始めた。

そして、まさに西野たちがビルの屋上で飛び降りようとしていたその時、月野、倉知、貴島、穂積の4人が見つけ、制止した。

東風谷たちも駆けつけ、最悪を選んではいけない、西野たちに全てを明らかにしなければならないと促され、学校に戻ることに。

教室では、九条と他の生徒が待っていた。

全員が席に着くと、九条は生徒たちで話をするよう指示。

西野が事件の真相を話し始めた。

鵜久森の転落に、そんなつもりはなかったと号泣する西野だが、九条は許さなかった。

「逃げるなよ」

これからどうすればわからない、と言う西野たちに、九条は告げた。

鵜久森が既に伝えていると。そして、残された人に償っていくべきだと。

とそこへ鵜久森の母親が教室を訪れる。

職員室で教頭から教室の様子を観させたもらっていたと打ち明けた。

鵜久森の母は口を開き、この出来事を許すことはできないと断じた。

しかし、1つだけお願いを言わせてもらえるなら、と提案。

「鵜久森叶を一生懸命忘れないでいてほしい」

時が経ち、雀荘で浜岡を見つけた相良は、浜岡に問い詰める。

「西野が困った状況だってお前に話したの、誰だ?」

自宅では、九条が自分を殺した犯人に目星をつけていた。

「2024年3月10日。卒業式の日。その日にその人物と向き合うことこそが。私の最後のすべき事だから―」

「最高の教師」第10話|ネタバレあらすじ

鵜久森の事件後、鵜久森の机に置かれた花瓶。

花が枯れないように、生徒たちが進んで花を変えた。

10月中旬に野辺と金澤の復学が許可され、11月下旬、保護観察処分となった西野も復学した。

月日は進み、卒業式直前になった九条に、鵜久森が話していた「明日が来る感覚がない」というその感覚が芽生え始めていた。

卒業式当日の朝。

九条は、夫・蓮と朝食を食べながら他愛もない話をしながら2人の時間を楽しんだ。

ふと蓮が来週花見に行こうという話をすると、九条はそれが想像できない表情を浮かべ、黙り込んでしまう。

その反応に、蓮は単刀直入に尋ねた。

「ないのか、鵜久森さんが言ってたみたいに、明日がくる感覚が」

少し考え、小さく頷く九条。

「行かない選択肢はないのか?」

蓮の質問に、九条は毅然と答えた。

「最後かもしれないから、行くわけじゃない」と。

そして、今まで蓮に言えなかった秘密を1つ告白した。

「ずっと、言えなかったんだけどね。私が1周目の時は、私たち離婚してました。だから、もう一回このおにぎりが食べられるなんてって。頑張って変えてよかったよなぁって」

「もう言えないのかもしれないから、今度は蓮にだけ言いたい」

「好きだよ」

*****

卒業式が終わり、九条は、1周目の人生と同じ時間、同じ場所でその時を待っていた。

時が来た瞬間、九条は振り返り、突き落とそうとする犯人の手を掴む。

「やっぱり、あなただったんですね、星崎君」

九条の最後の授業が始まり、

星崎の誰にも理解されなかった悩みや九条を突き落とそうとした真相が明らかになる。

これまでの九条の”授業”で変われなかった星崎は、この日の九条の話にも心が動かないと自分自身に失望していた。

そして、おもむろに廊下の柵を乗り越え、飛び降りた―。

間一髪で星崎の手を掴んだ九条。

そこへ、D組の生徒全員が新校舎に駆けつけた。

渡り廊下には夫・蓮が駆け寄り、星崎を引き上げる。

全てが終わり、安堵の表情で新校舎を後にする生徒と後ろをついていく九条。

とそこへ、背後から浜岡が来て九条をナイフで刺す―。

目を覚ますと、そこは病室だった。

看病していた蓮が伝える。

「里奈、生きてるぞ。星崎君を助けた卒業式の続きだ」

その声に病室になだれ込んできたD組の生徒たち。

『目を開けると、そこにはこの一年で私が必死に変えてきた人生のすべてが迎えくれていた』

『2周目の人生から1年後、私は生徒に託された。この世界をこれからも生きて変え続けることを』

「最高の教師」全話|感想・考察・犯人予測

「最高の教師」全話の筆者の感想と考察、犯人予測を書かせていただきます。

「最高の教師」第1話|感想・考察・犯人予測

まず、第1話から鵜久森叶を救うとは思っていなかったので、この後、話がどういう風に進むのか、展開の速さに驚きました。

第1話で気づいた点ですが、

九条を突き落とした時に目撃された腕が左手?

九条は化学を担当しているリケジョ。
これにより、一人で監視カメラや電子錠を設置したり、パソコンを使いこなすだけの素養があることが紐づけられる

東風谷葵が相談した後、鵜久森が意味あり気に東風谷の後姿を見る。
東風谷には誰にも言えない悩みがあるとされており、鵜久森はそれに気づいている?

第1話では犯人に繋がる手掛かりは見つけられませんでした。

しかし、1回目の人生で鵜久森の葬儀が行われていたことから、鵜久森叶は犯人ではないと言えるでしょう。

気になるのは、東風谷葵と夫・蓮

東風谷葵は、通院で休みがちではありましたが、成績は優秀であったため、”はきだめクラス”と言われる3年D組に入れられたことに納得していませんでした。

これが遠因となって担任・九条に殺意が芽生えたりとか?

他方、夫・蓮は1回目の1年の途中で離婚しています。

離婚理由は今後明らかになると思いますが、もし九条に対してなにか強い嫉妬心などがあったとすれば、卒業式の日に学校に侵入した可能性も。。。

卒業式の日に見えた腕は、それを助けようとした生徒の手とか。。。

いずれも完全な憶測です。

これから、どのような展開になるのか目が離せませんね。

「最高の教師」第2話|感想・考察・犯人予測

第2話では、友情とお金がテーマでした。

友情という面では
・辛いときはもっと友人を頼っていい
・一人で抱え込まなくていい

というメッセージ。

お金の面では、
・お金ごときで一番大切なものを失う必要はない
・周りの助力でどうにかできる金額ならもっと素直に助けを求めてよい

などのメッセージが。

ただ、思うのです。

こんなに強引に生徒の家に家庭訪問して、親や生徒に対し、家庭事情に踏み込んで思いを伝えられる教師って、現実にはほとんどいないだろうと。

今回の一見破天荒なやり方で再教育していく先生を「最高」の教師としてしまうことに、実際の先生はどう思うのかと。

本作品は、実際にいた人をモデルにしてるわけではなく、あくまでもフィクションですので、そこまで考える必要はないのかもしれませんが、見ていて何となくそう感じました。

さて、考察です。

今回は瓜生と向坂が更生しました。

現時点で、犯人の候補から外れると思われます。

気になるのは、東風谷葵です。

鵜久森と元々仲が良かった様子の東風谷。

でも、他の生徒との関係もあり、仲良くしづらい感じでした。

何か隠された思いがありそうです。

ちょっと要注意人物かもしれませんね。

「最高の教師」第3話|感想・考察・犯人予測

今回もスカッとする終わり方でした。

今回は、工学研究会の日暮と眉村、成績優秀な阿久津と東風谷が心を入れ替えました。

鵜久森の勇気ある行動で阿久津と東風谷の気持ちを変えさせましたが、鵜久森の急成長ぶりには驚くばかりです。

元々、頭が良く、自立した生徒だったのだろうと思いますが、それ以上に九条の支えが非常に大きいのだろうと感じます。

SNSなどでは、この鵜久森の活躍に、黒幕としての存在感を一層強めていると考える向きもあるようですね。

たしかに、同じ監督・プロデューサーの「3年A組」の例を取ってみても、教師が一番信頼していた生徒が実は犯人だった、という前例があることから、鵜久森犯人説は根強いと思われます。

ただ、1回目の人生で、九条は鵜久森の葬儀に行ってますからね。

ただ、鵜久森の自宅の前のシーンしか回想されていないので、本当に亡くなったのかは定かではありませんが。

これについては、もう少し注視していく必要があるでしょう。

さて、他に第3話で気になった点です。

===

・今回、東風谷は鵜久森の説得に応じ、鵜久森の友人として意思をはっきりさせた。ただし、第2話では、中園胡桃、生田やよいと一緒に帰っていた。彼女らとの関係はどうなるのか。

・眉村と日暮は、相良と迫田に教室にあった全てのカメラを工学研究会の部室に移したと言っていた。教室の監視カメラはどうしたのか。新しく増設したのか。あえて、教室には監視カメラがもうないと思わせる作戦なのか。

・阿久津と東風谷に裏切られた金澤と江波。この日欠席していた西野と野辺の反応が気になるところ。今後、仲間内でのより厳しい役割を押し付けられるのか。

・2回目の人生であることを打ち明けられた夫・蓮がどのように九条に関わっていくのか。

・第3話の最後、九条に先生の映画を撮らせてほしいと申し出た星崎が、今後どう関わってくるのか。

===

これらについては、第4話以降を楽しみにしていきたいと思います。

「最高の教師」第4話|感想・考察・犯人予測

第4話では、夫・蓮が九条に寄り添い、一気に”味方”として九条を支えるようになりましたね。

第1話の犯人予測で蓮を挙げていましたが、その可能性はほぼなくなりました。

そして、今回も芦田愛菜さん演じる鵜久森の活躍が光っていましたね。

どんどん積極的になっていく鵜久森。

東風谷と阿久津の存在は大きいのかもしれません。

あと、窪塚愛流さん演じる飄々とした栖原。

もうね、イケメンだから許されるセリフばっかりw

最後の

「俺はお前の居場所なんてものにはなれやしないけど、お前の居場所には俺がいつだって行ってやれるよ」

に関しては、「ただし、イケメンに限る」という声が聞こえてきましたからね。

困ったものです。

さて、第4話で気になった点をいくつか。

【第4話を見終えて、一番気になったこと】
これまでに鵜久森、瓜生、日暮・眉村、東風谷・阿久津たちの人生を変えてきた九条。1回目の人生とは大きく変わってきたと思う。実際、1回目の人生ではすでに不登校になっているはずの鵜久森が通学している。
普通に考えれば、2回目の人生は既に1回目の人生と大きく変わっていてもおかしくない。
それなのに、今回の江波が浜岡に告白されるという件について、日付も進み方も1回目の人生と変わっていなかった。だから、九条は的確に予測し、江波を食い止めることができた。
つまり、九条が未来を変えようとしても、「死」という未来は変わらない可能性があるのかも、と思った。
今後も1回目の人生で起きた出来事が2回目の人生でもその通り起こるのなら、九条にとっては厳しい未来が待っている可能性がありそう。

・今回、栖原に救われた江波だが、江波の家族との向き合い方、西野たちとの関わりについては、不安が残っているかと。家族や西野たちと今後、どう向き合っていくのか、が気になるところ。

・浜岡に江波を勧めたのが相良だった可能性が高い。浜岡と相良の関係は?相良が浜岡に江波を勧めた理由は?

・迫田は浜岡のことを知らなかった。つまり、相良単独で浜岡と繋がっていた可能性が高い。

・星崎の確信犯的隠し撮り。録画ボタンを押した時点で想像通りの展開に。ただ、これまで数々の生徒に予言のようなことを言って説得を試みていた点を考えると、九条自身もタイムリープを囁かれること自体は想定の範囲内ではないかと考えられる。また、べすとほっぷに忘れていた時点で、早乙女たちに録画していることを気づかれている可能性もあり、その点では、星崎は九条たちに泳がされている可能性も考えられる。

・ただし、星崎が今後この動画をめぐってどのような行動を起こすのか。鵜久森たちは、どう対応していくのか気になるところ。

「最高の教師」第5話|感想・考察・犯人予測

第5話では、詩羽さん演じる瑞奈ニカ回でした。

さすがはリアルアーティストでもある詩羽さん。

椎名林檎さんの『17』は最高でしたね。

一方で、莉子さん演じる生田やよいは、辛口なセリフが印象的でした。

その辛口な一言一言に、瑞奈ニカが怯えるように反応する様子も印象的で、詩羽さんの演技力の高さが垣間見えました。

それから、浜岡シュウゴ。

九条の1周目の人生では、8月31日に江波にカッターで刺され、退院した9月4日に今度は栖原に襲われます。

それなのに、9月下旬の文化祭前には相良の指示でD組を襲撃させられます。

ドラマとはいえ、浜岡のピエロ感はハンパないですね。

今後、浜岡と相良の関係などが紐解かれていくのが楽しみです。

さて、第5話で気になった点をまとめます。

・九条の1周目の人生とは裏腹に、今回は約1週間早くD組襲撃事件が起きた。第2話の殺人予告も含め、少しずつ歴史が変わりつつある。気になるのは、今回、2周目の人生を歩んでいることが判明した鵜久森。1周目の死亡時期は不明だが、文化祭までは生きていたことが今回の話で分かった。今後は、鵜久森が1周目の死亡時期を超えて生きながらえるのか、そこがキーポイントになると思う。その運命が変わらなければ、九条も卒業式に死ぬという事実が変わらないことを意味するから。

・東風谷の突然の告白。1周目の人生でも東風谷は鵜久森に想いを寄せていたのだろうか。もし寄せていたとしたら、鵜久森を救えなかった九条に対し、殺意が芽生えてもおかしくないかもしれない。【東風谷犯人説】

・相良が浜岡に指示して卒業式に侵入し、相良たちから制服を借りた浜岡が九条を突き落とした説。(前述のピエロ感のつづき)

「最高の教師」第6話|感想・考察・犯人予測

鵜久森叶、衝撃的でしたね。

東風谷葵の回かと思いきや、それを超える結末でした。

1周目の人生で命を絶った10月4日。

この日の鵜久森の、死を悟ったと思わせる表情は、見ていて本当に辛かったですね。

母親の「きんぴらを今晩のおかずにも残しておくね」という言葉に、寂しげな表情で頷く鵜久森も辛かった。

まさかの展開に、もう鵜久森ロスです。

正直、九条も鵜久森の命日を覚えていたなら、登下校を一緒にするとか、教室の監視カメラで様子を見ておくとか、何かしらの方策もあったんじゃないかと、思ってしまいます。

個人的には、防げた死だったんじゃないかと。。。

一個人の感想でした。

伏線回収

まずは、伏線回収です。

第1話での

東風谷葵が相談した後、鵜久森が意味あり気に東風谷の後姿を見る。
東風谷には誰にも言えない悩みがあるとされており、鵜久森はそれに気づいている?

この考察に関しては、やはり鵜久森は東風谷の気持ちに気づいていたのですね。

スッキリしました。

考察

まず最初に、以下の生徒は犯人の可能性が低いと考えています。

向坂俊二、瓜生陽介、眉村紘一、日暮有河、江波美里、栖原竜太郎、瑞奈ニカ、生田やよい、阿久津由利、東風谷葵、蓬田健斗、西野美月

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向坂から生田までは、3年後のスピンオフ動画もあることから、犯人フラグは落ちていると推測。

阿久津、東風谷は、犯人と対峙した鵜久森の表情から「ない」と推測。東風谷はむしろ被害者側になる可能性。

蓬田は、今回、相良たちに明らかな反抗的態度を見せており、鵜久森に因縁を抱くこともなかったので、なし。

西野は、相良を心配そうに見ていた点や、自らは動かず、金澤たちを動かす点からも、今回の実行犯にはならないと推測。

という前提の下で、考察です。

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今回、東風谷に想いを告げた直後、何者かとの揉み合いにより命を落とした鵜久森。

まず、呼び出した時の紙の文言。

「〇〇との話をバラされたくなければ 放課後に新校舎の吹き抜け廊下へ来ること」

誰との話か。

予想されるのは、九条か東風谷

文字の形から東風谷の可能性が高い

では、『東風谷との話』だと仮定して、

鵜久森と東風谷が話していたのは、10月4日の朝。

この時の化学準備室に何か手掛かりはあるでしょうか?

映像には、不自然に扉の開いた棚があります。

2人を撮影するにはちょうど良い位置関係です。

しかし、特にカメラや録音機材のようなものは映っていません。

とはいえ、この時の様子を録音・録画するには、前日または早朝に侵入しなければなりません。

そして、そのデータを回収しにいかないといけない。

となると、それができるのはD組の生徒の可能性が高くなります。

九条のタイムリープに気づいた星崎。

鵜久森に因縁がある相良。

考えられる容疑者はこの2人。

まず星崎ですが、唯一九条のタイムリープに気づいており、第4話で浜岡とも接点があります。

鵜久森を脅す理由はないように思いますが、浜岡からの入れ知恵や、自身のタイムリープ説を証明したい、となれば誘い出す可能性はあるかもしれません。

しかも、東風谷の秘密まで握っているとなれば、もう1人のタイムリープ経験者である鵜久森を脅すことでタイムリープの話を聞けるかもしれないと、思うかもしれません。

他方、相良については、そもそも自ら手を汚すことはしませんので、実行犯としてはかなり可能性は低いと思います。

第2話でも、九条を襲撃させた瓜生に、俺は親が悲しむからやらない、と明確に手を汚すことを拒んでいました。

浜岡自身が裏でどのように絡んでいるのかはわかりません。

とはいえ、現時点で容疑者として濃厚なのは、星崎ということになりそうです。

「最高の教師」第7話|感想・考察・犯人予測

個人的に「神回」でした。

今までD組に焦点を当てていた魂の授業が、ついに教員にも伝わる段階に。

九条の想いを知り、教頭が初心を思い出し、他のクラスの担任教師も全力で向き合うことを決心する。

学校が変わり始めた瞬間でした。

そして、まさかの浜岡再登場。

星崎による偶然にしては出来すぎの撮影で、浜岡の姿を押さえていました。

というか、星崎を演じる奥平大兼さんが、リアルではかなり人気があることを今さら知りました。

たしかに格好いい!

他の役も見てみたくなりましたね。

考察&犯人予測①|鵜久森事件の犯人予測

今のところ話の流れ的に、鵜久森を呼び出し突き落とした犯人は、「浜岡」の可能性が高いですね。

おそらくこのまま浜岡が犯人ということで落ち着くのでは、と推測しています。

想定される流れ

鵜久森に一時休戦を拒否された相良→
 怒り心頭の相良に浜岡が近づく→
 相良が浜岡に鵜久森を脅すよう指示→
 浜岡が高校に忍び込み鵜久森を呼び出した。

しかし、いくつかの疑問が。

  1. これを実行する浜岡に何のメリットがあるのか。
  2. 「〇〇との話の内容をバラされたくなければ」という呼び出し文句に対し、その証拠となるデータはどのように得たか。
  3. 呼び出しの紙を鵜久森のロッカーに入れたのは誰か。

1に関しては、現時点では見えてきていません。

2に関しては他に共犯者がいた可能性も(これが黒幕?)

3に関しては、相良の可能性が高いですね。

第8話でこの辺りがわかるといいです。

考察&犯人予測②|「星崎の東風谷片思い」説

犯人予測には関係ないかもしれませんが、星崎の東風谷片思い説があります。

第2話のディレクターズカット版で、星崎がファミレスで東風谷と阿久津の2人から勉強を教えてもらうシーンがありました。

それ以外にもなにかと絡んでくる星崎。

じつは東風谷のことを密かに想っているのでは、と。

だから何?と思いますが、この東風谷への想いがこじれて、あらぬ方向に進んでしまう可能性も無きにしも非ず。

星崎の言動はこれからも追っていきたいと思います。

考察&犯人予測③|これまで目立ってこなかった野辺桐子

もともと陰の軍師として紹介されていた野辺。

しかし、現時点でその本領を発揮する回数は少なく、野辺に注目が集まる回も少ないという状況。

そろそろ動き出しそうな予感がしますね。

考察&犯人予測④|「黒幕が夫・蓮」説

個人的にいまだ燻ぶる「黒幕は夫・蓮」説。

以下、スーパー憶測です。

*****

蓮はもともと九条と離婚しようとしていた。

離婚の理由は、九条の気持ちが離れてしまっていて、実は浮気しているんじゃないかという想像がどんどん膨らんでいったため。

しかし、書斎の奥の未来の日付の入ったボードを見て、九条の秘密の一端を知る。

その秘密の全容を知りたくて、離婚を取り下げ。

九条が2周目であることを知り、慎重に九条の気持ちを探る。

一方で、1周目の人生では、マイナスの想像を抱いたまま、離婚。

離婚した九条がいつも通りに過ごしていることに嫌気がさし、浜岡に頼んで九条を突き落とす。

じつは蓮は浜岡が管理するパパ活サイトの会社の同僚。

蓮と浜岡は繋がっており、さらに浜岡と相良が繋がっていたことから、D組の制服を借りることも可能で、卒業式の日の犯行に及ばせた。

第5話では、D組襲撃のあった直前、九条は残業をしていた。

同僚である浜岡が襲撃することを知っていた蓮は、心配になって九条に電話し、無事を確認。

さらに、鵜久森を呼び出す理由となった「ある人物との話」については、九条と鵜久森が交わした話の内容。

予め九条の浮気の証拠を見つけるために鞄の中に盗聴器を仕込んでいた蓮が、音声データを浜岡に渡す。

盗聴器の他にもGPS発信機も鞄に仕込んでおり、逐一監視。

だから第7話では、葬儀帰りの九条にタイミングよく夕飯を作ることができた。

*****

スーパー憶測でした。

「最高の教師」第8話|感想・考察・犯人予測

8話で早くも問題児集団のリーダー相良と迫田が改心しました。

橘優輝さん演じる迫田がいい感じで相良の背中を押していましたね。

相良がクラスに謝罪する中、迫田が率先して土下座して謝罪し、それに続く向坂や瓜生。

彼らの姿を見て相良も土下座して謝罪。

加藤清史郎さんの迫真の演技に心を打たれました。

さて、これにだんまりだったのが西野、野辺、金澤の3人。

不気味な静けさだったのが気になりました。

来週の予告で、浜岡に依頼した生徒が明らかになりそうですが、それがこの3人のうちの誰かかと推察されます。

これまで何かと鵜久森を敵視してきた西野。

陰の軍師と言われる野辺。

西野たちの手足となって動いていた金澤。

おそらくこの3人の誰かが鵜久森事件の真犯人だと予想されます。

他に気になった点をいくつか。

相良の実家に家庭訪問した九条。その帰りに夫・蓮に迎えに来てもらっていたが、なぜ連絡が来る前に近くに来ていた?どうやって場所を知った?やはり九条のバッグにGPSを仕込んでいる?(第7話の考察参照)

星崎はなぜ、偶然浜岡を撮影できた?偶然にしては出来すぎではないか?番組の最後に表示されるキャスト一覧でも奥平大兼さんの名前が一番上にある。ストーリー上、重要人物だから?残り2話で一気にフィーチャーされる?

「最高の教師」第9話|感想・考察・犯人予測

鵜久森の事件の犯人だった西野、野辺、金澤の3人。

ストーリー的には3人への失望感に包まれて残念な気持ちになりましたが、西野演じる茅島みずきさんの演技には女優魂を感じました。

顔をぐしゃぐしゃにして鵜久森の母親と向き合うシーンは、個人的に迫真の演技だと思うほど、引き込まれました。

9話の最後で3人が警察に出頭するという流れになっていましたが、どのような結果になるのか気になるところ。

次回予告を見る限り、卒業式の日は学校に戻っているようなので、退学処分にはなっていない可能性が高いかもしれませんね。

一方で、相良の存在が3年D組にとって大きかったことが良くわかるシーンも。

落ち着くよう説得に来た我修院教頭を逆に説得し、生徒全員で西野たちを探しに行くことに成功。

鵜久森の母親も言っていましたが、ほんの少しのボタンの掛け違いで、もし相良が良心に則って行動していたら、D組全体の団結力や雰囲気は最高だったかもしれないな~、と。

敵にしたら最悪だけど、仲間だったら最高な存在。

9話の最後に自ら浜岡を探し出して、西野のことをチクった生徒を聞き出そうとする相良も最高。

相良を含む迫田、瓜生、向坂の4人がこれほどまでに心強い存在になるとは。

最高の教師ならぬ、最高のクラスになりつつありますね。

ということで、考察・犯人予測です。

犯人予測①星崎透

やはり最初に怪しいと思うのが「星崎透」

浜岡に西野のことを話したのも星崎の可能性がありますね。

これまでのストーリーの中で浜岡と繋がっているのは、相良、栖原、江波、星崎、東風谷、阿久津。

星崎だけ唯一スピンオフ動画に出演していません。

となると、まだ九条と向き合っていない「星崎」が一番怪しいのかな、と。

では、なぜ彼は浜岡に情報を提供したのか。

第3話で少し星崎にスポットが当てられていますが、

「(九条の自宅待機に)先生がどう動くのか楽しみ」

と言っており、浜岡を動かすことで九条の言動を観察して楽しみたかった、という思いがあったのかもしれません。

おそらく、星崎が九条を突き落とした犯人だとしたら、おそらく殺意はなかったのかもしれませんね。

星崎は、いろいろと仮説をもってそれを検証したいタイプ。

もしかするとタイムリープするための仮説を持っていて、それを検証するために九条を使った(突き落とした)可能性も。

すべて憶測ですが。

ただ、星崎がキーパーソンであることは間違いないと思います。

犯人予測②夫・蓮

いまだ拭えない犯人が夫・蓮説。

もうほぼ無いってわかっているのに、つい出したくなってしまいました。

第7話の考察で述べた以上の憶測はありません。

犯人予測③鵜久森母

第9話の最後、九条は「あの人が犯人だろう」と言っています。

”あの生徒”とは言っておらず、生徒以外の可能性も示唆しています。

九条を突き落とす動機は娘のことを考えれば十分に考えられます。

ただ、浜岡に西野のことを話した人物との関連性が鵜久森の母には見出せません。

突き落とされた時に九条が見た生徒の腕は、もしかすると九条を助けようとしてとっさに出した手かもしれませんね。

九条が突き落とされた現場に鵜久森母とそれを目撃した他の生徒がいた、という憶測。

さて、他に気になる点です。

「変わらない」と諦めているのは誰?

次週の予告で、『「変わらない」と諦めるあなたへ』というサブタイトルが付いています。

これまでのストーリーを見てきて、最も変わっていない=向き合っていないのは「星崎」でしょう。

星崎もまた自分の欲求に素直に生きる生徒の1人。

自分の仮説を検証したい・披露したい、自分の発見した情報をシェアしたい。

相手のことは考えずに、自分の言動が他人に及ぼす影響を想像せずに。

そんな星崎の明かされていない過去や変わることを諦めた理由などが明らかになるのかもしれませんね。

結局、■に入る文字は何?

これまでの流れから、今まで向き合ってきた生徒たちに「生かされる」、「愛される」といったポジティブなワードが思い浮かびます。

一方で、信頼していた生徒に「騙される」、「消される」、「干される」といったネガティブなワードも。

個人的にはポジティブなワードが入って、ハッピーエンドになってほしいところですが、果たして。。。

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